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なりかけた小説

7
とりあえず書いてみた短い文章
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#夏

蝉

夏はジメジメとした日より始まるが、終わりは静かなものであっという間に秋に移り変わっている。
秋は静かに始まり静かに終わる。意識する頃にはすでに暮れで冬の足音はすぐそこまで来ているものだ。だから今この場で秋を認め感じる。

今朝、駅までの道を歩いていると路肩の白線の上にクマゼミの死骸が仰向けに転がっているのを発見した。
既に中身は蟻や微生物にさらわれて外殻のみの姿でまるで羽化後の抜け殻のようだった。

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最果て(夏×無人島)

最果て(夏×無人島)

夢の狭間に聞こえる物音で目が覚めた。
「ごめん、起こしちゃった」
「あぁ、いいよ」
カナコはブラジャーをつけているところだった。
「お前って、上からつけるのな」
「え?うーん、どうだろう。普段は下からかも」
「なんで?」
「わかんない」
夏の朝陽は目にしみる。
しっかりカナコを捉えるまで少し時間がかかった。
カナコは窓の扉をレース越しに開けた。
朝の8時だというのに昼間のように騒々しい。
夏休みの

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