出す、勇気
熊本ひとり旅から帰って1週間。
旅の振り返りを下書きに書いては消してを繰り返しているうちに、違うことが書きたくなってしまった。
今日で初個展まであと34日。
描けない、ブレイクスルーを経て
今は描かないと頭がおかしくなりそうなので思いついた事をどんどんやるようにしている。
自分の内側も外側も同等に揺さぶりのようなものが、やってくる。
昨日は「恐れ」が起床と同時にやって来た。
何がこわいのか自分に尋ねてみると、
"人の目を意識して、評価を恐れている"
だった。
評価されるために個展をやろうと思っているわけではないが、奥底に良く思われたいというきもちがあるのだと思う。
しかし人の評価は時間や環境など複合的な理由で変わるからアテにならない。
坂口恭平さんと千葉雅也さんのトークイベントで話されていた
"弱いものを出すこと"
"じぶんが恥ずかしいと思うことを出す"
「その人らしさが出ている方が面白いと思う、俺はね」と恭平さんが言っていた。
その言葉が今も尾を引いていて、先日GEZANのライブに行ったとき
vo.のマヒトゥ・ザ・ピーポーの声が
ガスガスでほとんど出ていなかったが、
不都合も出すと話していた。
ここにもつながっていくのかと思った。
こんなに弱っちい自分を出すのは
めちゃくちゃ勇気がいる。
でも勇気を出してやってみると
あたらしいことにつながっていくことも知っている。
「本当であること」
隠さず、ごまかさず。
わたしが即興性に惹かれるのは
こころは常に揺れていて
その揺れをつかって出てくる
かたちや色が面白いから。
自己卑下をおしまいにして、
この昂ぶりやぐるぐるを「よくやってるよー」となだめる。
たのしいこと、おもしろいからやる。
理由はそんなにない。
選択した方に道は開かれるし、
つながっていく。
振り切ってみよう。
野生の女