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2023年ことはじめ
年が明けて4日目の朝。朝というよりお昼前。
この数日で夜更かしの影響で起床時間が大幅に遅くなっている。
お正月は例年通り兵庫県高砂市の夫の実家へ。
同居する同い年の義理姉はハンドメイドのアクセサリー作家でもあるが、
編み物もプロ級なので編みかけのニット帽の仕上げを手伝ってもらう。
わたしは無類の帽子好き。数はそんなに持っていないが、古着屋で随分と前に買ったニット帽をたいそう気に入って毎年かぶっている。
そろそろあたらしいニット帽欲しいなぁ、、でも気に入るものは店頭、オンラインで中々見つからないため、昨年の秋に編み物が得意な友人に連れられて毛糸屋で毛糸選びから始まった。
帽子のキットを買うのだけでは物足りないので、
わたしのこだわり、大きなボンボンをつけたい!
個性的な友人の助言もあり
毛糸も遊び心のあるものを選んだ。
編み始めは友人に手ほどきを受けるも、全くちんぷんかんぷん。
あまりに覚えが悪く友人によるレクチャー、タイムオーバー。
やきもきしていたら義理姉に会うタイミングがあり、
ゆっくりじっくり教えてもらう。
そこからは3日ほどで分かる部分まで編み、2ヶ月ほど放置していた。
そしてお正月
さいごの仕上げの要は大きなボンボン。ボンボンキットで作ろうとしたが、
糸の長いボンボンにはならなさそうなので、紙に糸をぐるぐる巻いて作る
方法になった。
大きくて毛足の長いボンボンが好きなので、イメージ通りになるか
分からなかったけど、毛糸ひと玉分ほど出してみる。
義理姉がこんなに出して大丈夫か少し不安そうだったが、
わたしはまだまだもっと〜という具合。あまりの大きさに二人して
大爆笑しつつ失敗しても良いから、振り切ってみようということで
ギリギリの大きさまで糸を出して、ハサミを入れたら
そこにはイメージ以上に好きなボンボンが出来上がって
大大大満足だった。ボンボンも義理姉につけてもらい仕上げを見守って
いただけのわたし。
元旦の夜に仕上がった手作りのニット帽。
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時には振り切ることも大事なのだと、学んだ。
そして昨晩、坂口恭平さんの新刊「継続するコツ」を読了。
本のタイトル通りの内容かというと、タイトルを超えていく
くらい恭平イズム炸裂の内容で
うんうんと唸りながら、うなずきながら、時にほろりと泣けてしまうほど
面白かった。
手を動かし、好きなことをやり続けるのも訓練が必要で
それは自我との対峙、自我をもとっぱらって自由に日々の
流れに乗っかって委ねることなんだよなと思った。命かけなくていい、柔らかくどこまでも。
バイブルにしたい本を書いてくれて恭平さんに感謝。
今年2月からある熊本市現代美術館の「坂口恭平日記」は
必ず行く。
https://www.camk.jp/exhibition/sakaguchikyohei/
明後日はギャラリーの女将まきさんと
再度打ち合わせ。
今春はじめてひとりで展示をする予定。
1月8日日曜日はイーノ展からお世話になっている
大さんが毎週日曜日に行っている「SUN」という
イベント1周年に参加。
書初め野生文字をさせてもらう。
そのほかにもDJ、ダンス、フードetc…楽しみ
今年も自分のペースで面白いことに飛び込んでいこう。
そしてどんなじぶんも赦す。
自分を大切に。
本年もどうぞよろしくお願いします。
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大吉の時ほどゆっくりと
野生の女