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一体となる

首の付け根から頭にかけての痛みが、ずっと取れないでいる。

初個展"poten"から2週間と少し経ったが、想像以上にエネルギーをつかい、あたまをつかい、あらゆる感覚をフル稼働させていたんだと身体がおしえてくれている。

体調が優れない中、義理の両親との旅行や、甥姪のシッターに急遽富山へ行き、翌日にはpotenで出会った方に
ご縁を繋げていただきイベント出店をした。

どの時間もたのしかったが、
体調の優れなさにやきもきしていた。
おそらく弱っていたのだと思う。

自然の中にひとりで身を置きたい。
昨日、ようやくその時間を持てた。

気候もよく
だいすきな京都御所へ。
レジャーシートと画材を持ち、
パン屋で昼食を買った。

シートに腰をおろした瞬間、喜びがあふれた。

近くには小さな黄色い花、青々とした草花が陽だまりの中揺れている。

ゴロンと仰向けに寝転ぶと、青紅葉のレイヤー。
青紅葉の隙間から太陽の光。
一等星のように見える。
宇宙だ。

背中と地面が一体となる。
ことばに表せない感覚。
あまりの気持ちよさに安心感がわたしを包む。
「自然はわたしを丸ごと愛してくれているなぁ。」
そう感じた途端なみだがじわっと流れた。
「わたしをみて!」とわたしの中のわたしがずっと言ってたのに、おざなりになっていたのだと気づく。

日々心地よい、楽しい方を選択していても、あたらしい挑戦や出会いの喜び以外のものもくっついてくる。
それを放置していくと、
どんどん何かが詰まっていく。

風通しよくいるためには、
土や木のある場所でひとりになるのが
わたしのいちばんのくすりだと思う。

持って行った画材で
思いのままに絵を描いた。
最初は筆で描いていたが、落ちていた枝で描くと面白かったから
そのまま描き続けてみた。

わたしはいつだって
わたしの味方なのだから
なにも恐れることはないし
ゆっくりやればいい。
そうおもった。

最近出会った方にも
「描く事を続けてくださいね。」と言われた。
何よりも励ましのことば。
ありがとうございます。


野生の女

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