十月八日は十と八で「木」の日である。
以前から知っている口ぶりで書いてみたが、昨日知った。
昨日は進めたい事が、わたしの理解力のなさでどん詰まり。
やる気が起こらなかったため諦めて自然のある場所へ出かけることにした。
さて、どこへ行こうか。
鴨川?京都御所?交通手段が電車か自転車しかないため
選択肢は少ないが、脳内ルーレットは京都府立植物園で止まった。
緊急宣言明けで開園していたので、日焼け止めを塗り忘れるくらい意気揚々と家を出た。
十月にもなるのに、全国的に暑い。この日の最高気温も30度近い。
湿度は低いものの、陽射しがジリっとする。
久しぶりの植物園、入園料は200円。
大きなレンズのついたカメラを構えるおじいさん、赤ちゃん連れのファミリー、植物の名前を得意げに言い合うおばあさま達とすれ違う。
お昼ご飯時だったので、近くのパン屋で買ったパンを屋根付きベンチに腰掛け食べる。
陽射しを遮ってくれるので時折吹く風が気持ちいい。
数分でたいらげ、読みかけの本「土になる」坂口恭平著を読了。
本の内容と今いる場所がすこし重なって、うれしくなる。
園内を歩くと来るたびに知らない植物と出会う。
しかし数年前に関西地方を襲った台風の影響で、立派に育った樹木の何本かが無惨な姿になっているのも事実。
台風で切り株になったのかは不明だが、再生する木が目に止まる。
枝が折れても十メートル以上あるであろう巨木がかっこいい。
ファンタジー映画に出てきそうな佇まい。
木について、ほんの少しネットで調べた。<福住造園さんのHPより>
公園にある樹木は主に植木、山にある木は自然木と呼ぶらしい。
大きな違いは樹木の地上で見えている部分(幹や葉)と土の中の根のバランス。
植木の根は地上部に対して根が非常に小さいが、自然木は養分や水分を十分に供給できる大きな根があるとの事。
ということは、先ほどの再生する木は大きな根を張っているのかもしれない。
見えないところで各々の役割を果たしていて、かっこいいな。
京都府立植物園は、日本で最初の公立植物園。
だがこの植物園の隣にアリーナを建て、植物園内に商業施設を作る計画がある。
のんびりと植物とすごせる場所が減るのはとても悲しいので、どうか商業施設は作らないで欲しいと願う。
植物園から帰って描いたラフ画
書を持って植物園に行こう
野生の女
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