野生の鱒
レビューや感想を書いたものです
日常で見聞きしたことをベースにして書かれたものです
考えたことを書いています
がんばったから・手ごたえがあるから読んでほしい記事です
小説です
表題の映画のネタバレばかり含みます。映画を観てから読んでね。 何? ヨルゴスだけは同一人物なのか 第一章がもうあんまり思い出せない あ、おじに支配された男、毎日届く指示通りに服を着て飯を食い飲み生きている、妻も指示通りに選び、口説き、指示通りに中絶させた、ついに人殺しを命じられ拒否すると捨てられる、 捨てられてよかったねとはならない、男とは10年の付き合いだ、もうすっかり指示役を委ねてしまって、自分で決められることなどない、男の支配を求め始める、エマストーンめっちゃ美人
ネタバレを含みます。映画を観てから読んでください。 笑いにいったのに笑われたような気がして落ち込んで帰ってきた。スオミの話をしようの話をしよう。 本作は『ミステリー・コメディ』と銘打たれ、スオミの5人の夫(4人の元夫と現夫)が行方不明になったスオミを探すうちになんかわちゃわちゃする映画である。 夫たちから見たスオミ像はどれも異なり、まるで一人の人間とは思えない。スオミは何者で、誰が彼女を連れ去ったのか。そんな謎が作品の大部分を占めているが、そこには三谷幸喜映画が
自分がどれだけおかしくなっても! 気づけるはずがない! 本当の話です。 こないだ会社の同僚に褒められたんですよ。具体的な文脈は忘れちゃったんですけど、確か「お前は気遣いができるね」という趣旨の。 そこで彼が言ったんです。「モテるでしょ?」って。 そこにまったく、まったく否定的な、あるいは皮肉めいたニュアンスがないことは読み取れたんですが、それを読み取る遥か前、自分にどのような音声が向けられたか理解するその手前で、脊髄からの反射が「殺すぞ」の「ぞ」までハッキリ
タイトルにしたこの言葉が頭ん中ドリドリしててほんに困るんじゃっちゃね。そんなことするなよ。でもやするときってめちゃくちゃ水かけるらしいから、もとから潤ってる眼球ってのは手間が省けてよいのかもね。でも、ぼくの目ん玉はドライアイなのでやっぱり向いてないよ。そんなことするなよ。紙やすりをはさみで切るときの違和感。
僕の働いているオフィスには、さまざまなやむをえない事情によって窓がない。オフィス、窓なし。光はすべて人の手によって与えられる。蛍光灯かパソコンか、二択。 人工光というのは、堅い。範囲が限定されている。領分を侵食しない。ずっと割り切られた光のなかで仕事の研修を受けている。 無職だった頃、正気を保つために毎日散歩をしていたので、太陽光にはかなりなじみ深かったのだが、たった一ヶ月でその慣習が塵になった。朝、心もとない日差しのなか会社に向かう。昼、太陽がもっとも活発な時間に
書きたいことはないでもないんだが。 皆さんお元気ですか。noteからしばらく離れております、僕です。僕がこのサイトに再び足を運ぶまでの間に、たくさんのカメムシが寒気で苦しんだり暖気で暴れまわったり寒気で苦しんだり暖気で暴れまわったりしました。三寒四温過ぎるって。 単刀直入に申し上げますと、記事を書く気がほとんど残っていません。もしかしたらいるかもしれない、僕の記事を楽しみにしてくださってる皆さんには申し訳なく思いますが、もしかしなくてもいないはずなので申し訳なく思い
土くれを踏みつけて、思ったよりも軽く弾けるような、まるで空気の抜けるような感触で意表を突かれる。水分という余裕を失った塊の瓦解が思いがけず衝撃だったので、少しだけ足を止める。そして、もう一度踏み込んでみる。すでに散開した砂埃たちは土くれだった頃よりもむしろ頑丈に反発する。いや、散開したというのが間違った表現だったのかもしれない。こいつらはもっと大きな、地球という土くれに同化したのだ。そして地球ほど水に溢れた土くれもあるまい。なんとなく足で、ぐりぐりと砂を蹴散らす。その勢いで
パソコンの前に座り込んだとき真っ先に思い浮かぶ言葉が「寒い」、そんな季節に文章を書こうというのが間違いなんだ。 アスファルトが夏の日差しでちりちりに熱いところを裸足で歩く。飛び出た小石の尖ったのだとしても、熱さと判別つかない。白線を踏んで進むことは子どものお遊び以上に足裏を救う意味を持つ、裸足のときに限るけど。 とにかく速さが求められるときに、足が降り立つ先に何が落ちてるか気にしている暇なんてない。だから運動会前はグラウンドの大掃除をやる。草を抜き、小石を集め、いた
電気カーペットが狭すぎる。カーペットと言いつつ大きさはまるで座布団。そのなかでも小さいやつ、正座すると膝がはみ出るサイズ。 僕の部屋のエアコンは最近カメムシの通り道になっているらしく、対策を施すまで自主的に使用を控えているが、そうなると問題になるのがこの寒さ。暖房なしで過ごすとたちまち身体の外延が赤く冷たくなっていく。 床に座り込んであらゆるすべてをやっていると、よりどころであるはずの地面こそが天敵になる。接地面を媒介に地球規模の冷気が伝わってくる。星ひとつぶんの圧
インターネットが壊れた。 ルーターのランプが赤点滅することってない。もうこれは壊れてるに決まってる。ケーブルが壁の奥に消えたその先が全部吹き飛んで、インターネットとはもう会えないのだ。 陰湿なインターネットはその陰湿さ故に僕と仲良しだった。僕は誰のことも傷つけたくない割に、皮膚にカッターナイフが生えそろっている。ほとんどインターネットみたいなもんだ。 タッチパネルに向かって指を押し付けることを「対話」だとしたくない。対話はもっと疲れるものでないと、誰も彼もが夢中
長い間、記事を書いていませんでした。普通にサボリです。 文字を書かないことで何かが変わったかと問われると、別に変わっていないと言うしかないんですが、しかしやっぱり書いたほうがよい気がするのでまた書こうと思います。よろしゅう。 続けるとなると目的や目標が必要なのですが、手ごろなものがありません。自分が文字書きで飯を喰らうようになるところを想像して、絵に描いた餅よりも薄っぺらいそれを破いて捨てました。もったいないから食べました。これがまずいんだわ、コピー用紙だからさ。
やるべきことをやっているような、やっていないような、そんな日々
体調不良です、身体が動かんとです、おやつに買ったゼリーがずっと放置されとります......
肌の乾燥が加速している! 湿度計が欲しい、どれだけこの部屋が僕のうるおいを奪っているのか明らかにしたい、濡れタオル用意します
「ひとりで運転できるかな」第三回にしてド級の濃霧、ド濃霧に巻かれて怯えに怯えながらゆっくりゆっくり帰路に着いた。本当に勘弁してほしい。初心者マークが見えませんか。見えないよね、この霧だもんね。 自分が好きにできる車を手に入れてもお出かけ放題とはいかない。雪道はカッチカチのスッベスベだし雨ガンガンだし霧がほんとうにきりがなく(冗談でなく出発から到着までずっと霧だった)、初心運転期間の僕をあの手この手で妨害する自然。 運転席に座って初めてわかった。車社会とは「今の、運が
濃霧のなかを運転する恐怖!