③[介護ライブレポート]施設の種類を勉強する
介護ライブレポート 我が家の在宅ひとり親問題③施設の種類を勉強する。
さて、義母の介護をどうするか?
どのような選択肢があるのかを知り、その中で最適な答えを見つけたい。
それを検討するには、選択肢の重要なポイントである「施設」について、簡単に調べておきましょう。
義母は「要支援2」。この認定結果で、入所できる施設には何があるのか?そして、コストはいくらぐらいかかるのか?
まずは、ネットで検索。「老人ホーム 種類」と入力してみると、出てきました。2660万件もヒットしました。
最初は、「みんなの介護」(https://www.minnanokaigo.com/guide/type/)というサイトに行きました。
【専門家が解説】老人ホームの種類ごとに違いや特徴を徹底比較という見出し。まさしく、探していた内容です。
この記事の秀逸なところは、老人ホームの種類一覧表が掲載されていること。「施設のポイント」「介護・看護・医療体制」「費用相場」「入居条件」でまとめられており、非常にわかりやすい。しかも、更新日時も表示されており、新しい更新情報かどうかを確認できますね。
さて、「要支援2」で入所できるところは、「住宅型有料老人ホーム」「サービス付高齢者向け住宅」「ケアハウス」の3つのようです。
その他、「介護付き有料老人ホーム」「グループホーム」は施設によって入所できる場合があるそうな。
入居金と月額費用は、施設によってかなり差があるので、個別に当たっていくしかないようですな。
この時点で「施設」を考慮する時に重要なポイントをまとめておきましょう。
①ご本人の介護認定の度合いにより、入れる施設と入れない施設があること。
②以外に種類が多いので、入所可能な施設の特徴を調べておく必要があること。
③費用は、施設によって差があるので、利用可能地域の対象施設を個別で調べること。
まず、本命の3種類の施設から特徴を調べてみましょうかね。
[住宅型有料老人ホーム]
LIFULL介護の記事にいいのがありました。
https://kaigo.homes.co.jp/manual/facilities_comment/list/yuryo/
住宅型有料老人ホームとは、食事、洗濯、清掃等の生活支援サービスが付いた高齢者施設です。
ホームのスタッフが介護サービスを提供することはなく、入居者が要介護となった場合は、訪問介護などの在宅サービス事業所と契約し、そこのスタッフによる介護サービスを受けながらホームで生活をします。
住宅型の場合は、訪問介護事業所や、デイサービス、居宅介護支援事業所などが併設されているところもあり、入居者が在宅サービスを受けやすいよう配慮されているところも多いです。
在宅サービス事業所が同じ建物に併設されているなど、介護付有料老人ホームと一見何も変わらないところがありますが、介護保険料の自己負担は在宅サービスと同じ扱いで利用した分に応じて支払うため、介護度が高くなると介護付有料老人ホームより介護サービス費が高くなる傾向にあります。
なるほど、介護サービスなしの民間がやってる有料老人ホームのことなのね。
[サービス付高齢者向け住宅]
これは、前に少し勉強したのでわかってました。
サービス付き高齢者向け住宅とは、介護不要な高齢者、もしくは要介護度の低い高齢者のための介護施設のことを言います。略して「サ高住」と言われていますね。
介護施設との違いは、あくまでも「住宅の賃貸契約」ということ。つまりは、基本的には介護はしない施設ということですね。
住宅といっても、リビング・台所・食堂などは共有スペースで、住居の形態自体は老人ホームに似ています。
では、名前にある「サービス付」の内容は・・・。
職員が定期的にお部屋を巡回し、安否を確認するサービス。
もう一つは、入居者の生活全般をサポートするサービスです。具体的には、買い物の代行や通院の際の付き添いなどです。ただし、これらは介護サービスではないことを知っておきましょう。
住宅の賃貸契約ということは、敷金、礼金などが発生しますし、家賃の他に光熱費も入居者が負担します。
また、介護サービスを追加すると毎月の負担に上乗せされます。
基本的には、自分のことが自分でできる人向けと考えてよいでしょう。
ただし、介護施設と異なり、自由度は格段にサ高住の方が高いです。(例えば、外出や買い物など)
また、介護認定が進んだ場合(認知症が進行した場合など)、その他のケガや病気で長期入院した場合には、退去を要求されることがあるため、入居前には契約事項をすみずみまでチェックする必要がありますね。
[ケアハウス]
みんなの介護の記事で勉強をさせてもらいました。
https://www.minnanokaigo.com/guide/type/carehouse/
ケアハウスは、「一般型」と「介護型」の2種類があります。
・一般型
一般型ケアハウスは、独居生活に不安がある60歳以上の高齢者が入居できる高齢者向け施設です。
サービスの内容には掃除、洗濯などの生活支援サービスや、食事の提供、緊急時の対応などが含まれます。
一般型のケアハウスの入居には、初期費用として0~30万円程度、月額利用料として6~17万円程度かかります。
ただ、入居される方の収入などによっては、月額利用料のうち事務費が軽減されますよ。
なお、一般型のケアハウスには介護サービスが常設されていません。
そのため、介護が必要になったら外部の介護サービスを別途契約するか、退去する必要があります。
介護度が軽い場合は、外部サービスを利用することで対応できることもあります。
しかし、要介護3以上になると退去し、別の施設に移る場合もあるようです。
・介護型
入居できるのは、独居生活に不安がある要介護度1以上の方。
一般型と同様のサービスに加え、食事や入浴、トイレなどの介助、機能訓練や通院の付き添いなどのサービスが受けられます。
初期費用は0~1000万円と一般型よりも高い傾向にありますが、月額利用料は6~17万円と一般型と同程度となっています。
こちらは要介護度が上がったとしても住み続けることができ、看取りまで行ってくれる施設もあります。
しかし現状は、数が少ないために人気が集中し、すぐに入居できず、入居待ちの時間が発生してしまう場合が多いようです。
ケアハウスは国や自治体から運営補助資金を供給され、主に社会福祉法人や医療法人などが事業主体となって経営している公的側面が強い介護施設のひとつです。そのため、比較的安く利用することができます。
ちなみに、ケアハウスは入居者全員に個室が与えられるのも、大きなメリットですな。
また、施設によって異なりますが、レクリエーションなどの入居者同士の交流行事を盛んにやっておるところが多いそうな。
問題は、介護型の待ち時間が長いこと。人気の施設では1年以上の待機もあるとか。
うーむ、本命の対象の施設を3種類見てきた限りでは、ケアハウスの「一般型」が一番よさそうに思えます。
選択肢が「施設入所」の場合には、ケアハウスが第一候補にしておきましょう。
でも、念のため、プロの人にも意見を伺ってみることにしました。
以上
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