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2/17|天使のささやきを感じる瞬間
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「天使のささやき」という言葉を初めて聞いたとき、まるで絵本の中のワンシーンのようで、なんてロマンチックな響きなんだろうと思った。
この幻想的な名前は、1978年2月17日に北海道・幌加内町で観測された、国内最低気温—マイナス41.2度—にちなんで制定された「天使のささやき記念日」からきているという。
極寒の朝、空気中の水分が凍ってダイヤモンドダストとなり、光を受けてキラキラと舞う様子が、まるで天使がささやいているように見えたことが、その由来だそうだ。
私は本物のダイヤモンドダストを見たことがない。でも、想像するだけで心が澄み渡るような気がする。
冬の朝、凛とした空気の中で雪が静かに降る瞬間や、陽の光を受けてキラキラと輝く霜柱を見つけたとき、ふと「これが私の天使のささやきかもしれない」と思うことがある。
最近は、忙しい日々の中で、そんな小さな奇跡を見逃してしまいがちだ。仕事に追われ、スマホを眺めながら足早に通り過ぎてしまう日常。
でも、たまには立ち止まって、冬の澄んだ空気を吸い込み、光にきらめく景色をゆっくり眺めてみるのもいいかもしれない。
天使のささやきは、特別な場所や特別な日にだけ聞こえるものではなく、心の余裕があるときにそっと降りてくるものなのかもしれない。
あなたにとっての「天使のささやき」は、どんな瞬間に訪れますか?
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