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八百屋の現在地

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世相やニュースを見ながら、八百屋(農と食)の現状に照らし合わせた記事。
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記事一覧

11月も野菜の高値が続く理由【八百屋から見た“食”no.68】

11月も中盤に入ります。 ようやく最低気温1桁の日も出始め、秋らしい陽気になりました。 毎年…

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都会暮らしの食と八百屋【八百屋から見た“食”no.67】

今回は、都市生活忙しすぎ問題を取り上げます。 ・食事の時間取れない ・自炊の時間取れない …

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八百屋虎の巻ーその1ー

はじめての有料版です。八百屋&スーパーの従業員皆さん、直売所や小売店運営のおさらいを含め…

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100→95点の売場【八百屋から見た“食”no.66】

八百屋・スーパー等、売場に並ぶ野菜が「100点満点の状態」で売られていることはまずありませ…

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オーガニックというあやふや【八百屋から見た“食”no.64】

初見の方にたいがい聞かれます。 「この店、オーガニックではないんですか?」 週1以上聞か…

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説明不要の食材が並ぶ八百屋【八百屋から見た“食”no.61】

農家・小売同業・飲食店・お客さん。いろんな想いやこだわりがある各方面の皆さんとたくさん会…

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八百屋仕事の本質【八百屋から見た“食”no.60】

新規開業ピカピカの新人も 永年親しまれるベテランも その道ひとすじ、熟練のスペシャリストでも。 昔も今も変わらず 毎日ずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと 野菜/くだものの食べかた&扱いかたを伝える。 何百何千と繰り返し、 同じ内容を伝えるのが八百屋/食材屋の仕事です。 八百屋/食材屋の仕事の本質は、モノを通じて野菜や食材の扱い方の基礎基本を伝えることです。モノの良さ+基礎基本を知ってもらってはじめて、美味しさ楽しさといったポジティブ要素を2倍3倍に感じてもらえる(

稚拙なコメ騒動がなぜ起きたか【八百屋から見た“食”no.58】

8月後半のある週末。 普段当店でみかけない(少なくとも店主の私は見たことない)目の血走った…

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キッチンに立つ。一緒に食べる【八百屋から見た“食”no.56】

※夏野菜の象徴“オクラ”が今回の表紙です※ 真夏です。梅雨明けです。 猛暑酷暑がやってき…

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トマトから透ける生産・流通小売・消費の実情【八百屋から見た“食”no.55】

個人農家、特に少量他品目栽培の農家は、少人数の家族(チーム)経営・少ない労働力総量で多岐に…

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都市生活の食はもっと値上がりする【八百屋からみた“食”no.53】

毎月のように値上げのニュースが飛び交います。 物価高ではありません。今が普通。 “食”はま…

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病院食の実感【八百屋から見た“食”no.54】

持病の手術で4日ほど入院しました。術後2日目に退院。 ぱっと見は健康体。歩行速度がネジ巻…

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八百屋を目指す皆さんへ。【八百屋から見た“食”no.34】

八百屋・直売農家・小売店に共通します。 以下、謎解きみたいな書き方かもしれませんがお付き…

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オーガニック と 政策推進 の違和感【八百屋から見た“食”no.52】

オーガニック(農法/農産物)は、優劣を比較して自己賞賛や他者非難をするものではありません。環境負荷・特定物質・慣行農法との優劣善悪を比較/糾弾したとて解決しませんし(溜飲下げ案件でしかない)。オーガニックを選びたいかどうかは、好み(単純な好き嫌い)・生き方(ライフスタイル)の問題。要は個人の選択の範疇でしかありません。 よって、オーガニックを政策推進するという団体芸が私は大嫌いです。 “声を聞く政治”というフレーズを近年よく耳にしますが、(我こそが世間の声と主張する)少数