空気を読み、場の雰囲気を察知する事は大事!でも安易な同調はヤケドのもと。
空気を読めることや居合わせた場での険悪な雰囲気や、気まずそうな空気を読み取ることは、円滑なコミュニケーションや社会適合のためにも必要なスキルであると言っていいだろうが、注意しなくちゃいけないのが空気を読んだ後の行動だ。
場の空気を読んだり、相手の表情や言葉の端々から待ち受けている展開を推測して、返す言葉が自分や会社の意に染まぬ結果を招かないように用心して言葉を紡ぎだす能力というのも、今やビジネスマンには不可欠のスキルといっても過言じゃないよね?
日々の行動は判断と決断の繰り返し!
そんなに緊迫した状況じゃなくても、私たちは常に小さな判断を繰り返しその都度ごとに決断して日常を過ごしているんだよ。あまり意識はしていないだろうけど、朝起きてから就寝するまでの一つ一つの行動を思い返してほしい。
着ていく服から当日の行動予定や、信号機の黄色で立ち止まるか走り出すかとか、乗り込む電車やバスの選択に座席の位置まで、小さい判断と決断の繰り返しで行動を決めているんだよね?意識していないと思うけどさ。
つまり、大きな判断事項じゃなくても私たちの日常行動は、小さな判断と決断で成り立っているということね。小さな判断ミスが小さな決断ミスを誘導し、その積み重ねで次第に取り返しのつかないような大きな判断ミスと大きな決断ミスを引き起こしてしまうわけなのだ。
だから大きなミスをしないこと、決定的な決断を誤らないことの重要なポイントが、日々の小さな判断と決断に委ねられていると言ってもいいのだ。
ほとんどの人が小さなことを気にも留めていないし、大したことじゃないと高をくくっているのだけど、そこが大きな失敗を招く要因なんだよね。
感受性や察知力を磨くべき理由とは?
感受性というと伝わりにくいかも知れないけど、センサーのように感知する能力を備えておくべきだし、備えている人は(本来、全員備えているけど)その能力を磨いておくべきだ。
上司や同僚といった周囲の人だけに限らず、電車やバスの中、イベント会場や混みあった路上などでも周囲にいる人たちの動静を感知しておくことが、自分の身を護るためには欠かせない重要ごとなのだよね。
周囲にアンテナを張り巡らして危険を察知することが護身術の第一歩なんだけど、これは無差別襲撃の被害を避けるためにも必要なことで、これができていれば変な人物に絡まれたり付きまとわれることも防げるというものだ。
また危険から自分の身を護るだけじゃなく、周囲にいる具合の悪そうな人や困っている人にいち早く気付くことができるから、場合によっては人の命まで救うことになるかもしれないくらい大事な能力なんだよ。
察知したあとの判断を誤るな!
感知力や察知力が大事であることは理解いただけたと思うが、空気を読んで安易に同調することはやめようね?
その場の空気を読んで安易に流されるくらいなら、鈍感でいたほうがまだマシかもしれないから、場の空気を支配している発信源に注意して不用意に同調するのはやめにしたほうがいいね。
その場に参加してすぐ意見を求められたり同意を促されたりしたときは、とりあえず鈍感なふりでもして、その場で問題となっていることの説明を求める質問をしておけばいい。
そして誰かがその質問に対して説明してくれている時に、全員の表情やしぐさで大まかな賛否の状況を把握することが後に活きてくる。あとはその情報をもとにどういう立場で発言するのか、自分でよく考えて行動すればよい。
ヤケドしない対処とは?
ややこしい問題で意見が真っ二つに分かれてしまったら、双方の言い分で歩み寄れる点や合意できることなどを、その場で選び出すための旗振り役というスタンスで振舞えば、双方とも敵にせずに場をまとめる秘訣になるのだ。
もちろんそれなりの人望や経験、業務上の知識などがあってこその秘訣になるから、不足してるやんけ、っていう人は今から即行動に移すべきだね!
くれぐれも安易に同調したり流されたりしないように、ね?
いつも自分の意見を筋が通るように練り上げておくことが欠かせないよ!
自分軸を通すには、自問自答形式で、2つくらい上の肩書になったつもりで色んなことを想定してケーススタディに励めばよい。そしてその問答をドキュメントに残しておくことだね。残す作業がまとめることにも役立つよ。
これを継続したら、出世街道をばく進できるぞ!
出世したくない人も、好ましいリーダーとして敬慕されるよ、きっと。
ってことで 今回のテーマ
「空気を読み、場の雰囲気を察知する事は大事!でも安易な同調はヤケドのもと。」というビジネスにも通じる話。
では!
今日も のほほん。