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やらかし道場 #11 後悔のその先 幹部引き継ぎ編

皆さんこんにちは。

やらかし道場 代表の鶴見です。

#10 後悔のその先 春リーグ編では、遂に春リーグを迎え、様々なトラブルが発生しながらも、チームの結束により1部昇格することができたという話をしました。

#11では1部昇格を果たしたのちの新たな目標、そして幹部を引き継いでいくことについて話をしていきます。

チームの結束によりなんとか1部に昇格しましたが、私達の幹部は10月まで続いていきます。春リーグが終わった5月初旬から、あと5ヶ月、秋リーグも乗り越えながらも、幹部交代をしていかなければならない。

そんな難しい局面に立ちました。

新たな目標を立てる必要がある

1部昇格を果たした以上、それまでの目標を転換して新たな目標を立てる必要がありました。

リーグは春秋、2回ありますが、王座に出られるのは春のみ。

そうであるならば、次の代に1部の状態で引き渡すことが最も重要でした。

しかし、現実的な目標として「1部残留」を目標としてしまうと、

チームとしての意識が低くなってしまう。そして、2位、3位という目標を立てる訳にもいかない。

一方で、インカレに目標を置くのも、チームとしてイメージできない。

ならばということで「1部優勝」という目標を立てる事になりました。

様々な声が聞こえてきました。

本当に優勝できるのか、残留の方が現実的なのではないか。

そういった声が聞こえていました。

目標が一度果たされた時、再び全てをやり直すことが重要になりました。

チームの結束も再び高める必要があった

一方で、結束力が高まっていたチームもそれが持続する訳ではありませんでした。

4回生の先輩方に多く頼ったため、俺たちが昇格させてという意識と

後輩達の俺たちが頑張ったという意識

そして活躍できなかった私を中心に不信感のようなものがありました。

「1部優勝」という目標を立てるために再びやり直す事になりました。

最初に始めたのはチームの基礎力の向上。

まず初めに1部と試合をしていくために、差があったのは基礎力。

リーグの個人戦では軒並み結果を出せませんでした。

そもそも島根大学は団体戦は強いけど個人戦ではあまり結果が出せないと言われていました。

そこで、最初に団体戦以外でも勝てるように、サーブレシーブ、そして前衛後衛ともに必要なストローク力を高めるためにシングルスを皆でやることにしました。

そして後輩を強くするために、必ず先輩と後輩を組ませるということを行なっていきました。

今までは同回生同士で組むことも多く、未来を見据えてペア組みをしていましたが、

そもそもの試合感を養うためにそれを全て変更しました。

一方で、幹部も育成していかなければなりません。

今までは、幹部のみで全てを決めていましたが、次期幹部のキャプテン候補と話しを進めていきました。

彼には、もう一人の幹部として行動をしてほしいという話をしました。

私が強く言えない技術面の意見を求めるようにしました。

プレーヤーとしての私も大きな転換がありました

私自身についても大きな変化がありました。

再び前衛に戻るという選択。

実際春リーグでは後衛として1勝することはできたものの、

後衛としてやってはいけないことは自覚していきました。

そして、後輩にシングルスをやりたいという人がいたこと、

1回生の後衛が3人いたことから、私がそのポジションに固執することは、

チーム力を阻害しかねないということを感じ、

本来の前衛と予備としてシングルスをすることにしました。

しかし、シングルス練習に参加すると後輩から反感を買ってしまいました。

「鶴見さんが前衛練習のためにストローク練習をするなら、僕だってやりたいです」

そう言った声が聞こえていました。

チームの将来を見据えた準備をしていましたが、他の人には私が我儘でプレーをしていると思われたようです。

正直、その時はめちゃくちゃ悔しかったです。

自分がこんなにも未来を考えているのに。なぜ我儘と言われるのか。

そう言ったことを考えてしまっていました。

その時の私は自分がどう見られているかについて考えることができていませんでした。

そういった中で、ストローク練習をするのはやめ、前衛練習に専念して準備をする事にしました。

しかし、少しでも感覚を鈍らせないようにするため、球出しは必ずやる事にしました。

実際、チームはどうなったのか。

秋リーグでは4位という結果を残し、なんとか1部に残留し、次に幹部を担う後輩に1部として渡すことができました。

一方で、チームとしては4回生にお願いして出てもらう必要があり、

今回も私は自分を出すという選択を取ることができませんでした。

正直、チームの勝利を優先した面もありましたが、自分がまた叩かれるかもと思ってしまったことが原因でありました。

当時のリーグは非常に熱く、レギュラーも少し疲弊していましたが、

変えるという選択を取ることができなかった。

何故なら、どれをとっても不満が出てしまうから。

そして、一人熱中症で体調不良が出てしまうという結果を出してしまいました。

この時のことは後悔として残っています。

今まで、たくさんのことを変えるという意識でやってきたのに、

勇気が出ずに保守に回ってしまったということ。

後輩の代になるということ

一方で後輩に幹部を変えていく準備をしていきました。

後輩に練習を任せると、

色々な事に気づくようになります。

ここが足りないとか、なんでこうしてしまうんだ。など。

今まで先輩が私に言ったことが理解できるようになりました。

しかし、軽く助言はしながらも、大きく変えないようにしました。

彼らの成長を阻害しないように、あくまでも補佐ということを意識しました。

何かを変えようとする時は、必ず不満が出てくる。

そういった時に、話は聞きつつも自分の意志を強く持ち勇気を出すこと。

これらの重要性を気づくことができました。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回は、ついに最終学年、4回生になり、最後の学年として就職や研究、部活と向き合っていった時を書いていこうと思います。

ぜひ次回も読んでいただけますと幸いでございます。

やらかし道場 鶴見


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