#猫の恩返し 3日目
飲んでくれた
チビ太が来て少なからず家族にも変化が見られるようになった。
チビ太はというと警戒しているのか、怖がっているのか、不安なのか、様子をみているとそんな印象を感じ取れる。
とにかく隅っこにいて聞き耳をたてながら寝たりうっすら目を開けてみたりしている。
嫁さんは注射器の容器に猫用のミルクを入れて飲んでもらおうと試すがあまり上手くいかない。
何回か試すとチビ太も嫁さんにだけは心を許しているのか大人しくなりミルクを舐め始めた。
心寂しさの隙間を埋めるための掃除開始
チビ太が家の中を動き回れるようにと嫁さんは掃除の神が降臨したらしく隙間のホコリが溜まる場所を重点的に清掃を行い始めた。
結構タンスなどの隙間にはホコリが溜まっている事にも気付けたけど、掃除機を使うとチビ太が驚かないか心配でしょうがない。
ホウキとかの方が今のチビ太には負担がかからないのかなって思う。
電話越しの声
嫁さんは里親探しのため情報収集したり、そういった団体に連絡したりしている様子。
相談した後の回答が『引き取りに関しては、引き取り手が見つかるまでは毎月5000円かかる』と、アドバイスではないが、ノラ猫の場合、人の手で育てるのはとても厳しい。生後6週間ぐらいの子猫は母親がいないと衰弱死する確率が高いと言っているという。
選択を迫られる
愛護団体からの助言で、母猫も探している事がある。子猫が泣けるなら母親が見つけることができるかもしれないと言われたそうだ。
もし、保護管理施設に預けたとしても、衰弱が進むなら安楽死させることもあると、、
続く
【チビ太が食べてくれたご飯】