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やのやのもへじ
2018年10月31日 23:45
その短歌はすごく不思議だ。どこか暗いネガティブな雰囲気でありながら、小さな光のあるほうを目指して進んでいくような文章。そんな宇野なずきさんの短歌に出会ったのは、Twitterで流れてきたこちらの一首がきっかけだった。 印象的で、ユーモアに溢れていて、でも少し何か考えてしまうような。とにかく記憶にのこる文章だった。それからほどなくして、これまたTwitterで見かけた短歌はすごくバ
2018年9月30日 23:55
「あなたの一番好きな本はなんですか?」そう聞かれた時に思い浮かぶ本はいくつかある。箭内道彦さんの「僕たちはこれから何をつくっていくのだろう」岩崎俊一さんの「幸福を見つめるコピー」本多孝好さんの「Moment」最近、その上位ランキングを脅かす本に出会った。それは、穂村弘さんの「はじめての短歌」という本。短歌にハマり始めた自分が、短歌のことをもっと知ってみたいなと思って買った本
2018年6月30日 21:49
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日短歌に詳しくない人でも知っているであろう一首。俵万智さんのサラダ記念日。シンプルだけれども、頭の中に絵が浮かぶような表現。おそらくこの詩を詠むまでは、七月六日は何もない普通の日だったのだと思う。そんな普通の日が、たった一つの発見で記念日になる。短歌のおもしろい部分は、この「発見」にあると思っている(何か当たり前の話をし