見出し画像

【 TRACE 】

このnoteは7分程度で読むことが出来ます。

突然ですが。
パレートの法則はご存知でしょうか。
(働きアリの法則とも言います)

2 : 6 : 2 の法則とも言いますが、シンプルに考え 2: 8の法則で本noteは考えます。

今回は、この法則を用いて、「ツヨツヨエンジニア」について解説をします。

パレートの法則に従うと、

2割の社員が8割の利益(成果)につなげている

という前提でこのnoteは書き進めていきます。

この法則はダイアモンドオンラインでも紹介されています。


他にもパレートの法則に則って考えられる事象もあります。

  • 窒素と酸素の割合は、78:22である。

  • 地震は日本の2割の地域で8割の被害が見られる。

  • 富の8割は2割の富裕層が所有している。


ちなみに、、

エンジニアの中でも「8割はSIerで働くが、2割は自社開発で働く」もパレートの法則かもしれません。


今回、焦点を当ててみるのは「社内のツヨツヨエンジニア」に対して。
企業では2割の優秀な人材が8割の利益を生み出す。
ここに焦点を当てました。


もし、8割の利益を生み出している人(ツヨツヨエンジニア)の思考や生態を知って真似をしたら?


知識の差、経験の差、バックグラウンドは違えど
今からでもマインド、態度、習慣くらいは真似ることができるでしょう。

気がついたらあなたは8割の利益を生み出している側になっているかもしれません。


この考えに基づいて、ツヨツヨエンジニアの分析をして抽象化していこうと思います。


あの人種は、話してみたいけども とても近寄り難い。

みなさんも一度は思ったことはないですか?
僕もそうです。

・自分なんかが話しかけてもいいのか。。
・どういう話をして仲良くなったらいいのか。。
・年齢が違うため気軽に話しかけられない。。



ただ、誰でも観察することはできます。
このnoteを読んだ後、社内のその人種を観察し続けてみてください。

きっと何か共通するものがあり、「これか!!」と思う時が来ます。

その共通するものを自分で感じ取ったら、リスペクトして真似をしてみるんです。

この時、リスペクトを無理にでもしてみてください。ネガティブに受け取ったとしてもポジティブになるべく変換するようにしてください。

・会議での態度、顧客への話し方、身振り手振り
・社内で相談するときの話し方、声の掛け方
・電話対応の方法
・コードを書く癖、設計書の癖

色々と発見があると思います。

これは、いかに真似がうまく出来るかのゲームです。


真似た方がいいのではなく、真似る必要がある。真似しなければならないくらいまで思い込めたら勝ちです。


前置きが長くなりましたが、今から3人の僕が出会ったツヨツヨエンジニアを紹介していきます。


👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️👇️

👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️👆️
Linuxでよく使われるviエディタのチートシートを以前作りました!
ダウンロードが出来ますので、必要な人はGETしてください。



では今回、登場するツヨツヨエンジニアさんを1人ずつ紹介していきます。
(簡易的にABCで表します。)



★Aさん

この人は、50代で社歴が長い人。

C、PHPをメインに使用し自社Webサービス製品のコーディングをするプログラマーポジ。

バックグラウンドとしては、某有名東京の工学部出身。(頭いい…)

頭がいいため、話すと脳が溶けると言われている。
(IQが違うと話が噛み合わないと言われているから僕のIQが低いのか…?)

仕事中は、あぐらをかいてコーヒーやお菓子をよく食べる。
お昼ごはんは抜いていて、ずっと仕事に取り組んでいる。

キーボードは持ち込みでこんな感じの物を使用。

質問や相談に行くと、体をこちらへ向けて話を聞いてくれる。
話すスピードはゆっくりめで、目を合わせて話してくれる。

認識が違う場合は、譲歩せずに「それは違う。」と必ず指摘してくれる。

向こうが逆に質問しに来てくれる場合は「あの○○の件さぁ~…」と言っていきなり話が始まる。

オフィスカジュアル可能だが、いつもスーツ着用。

仕事中、いつも技術とは無関係な「日本と海外の歴史」「言語学について」「最近のスマホについて」など色々な会話をチーム内に持ちかけて結構な声量で笑っている。(同じフロアに響くくらいの)

出勤ギリギリの2分前程度に来る。
退勤は定時で帰るときもあるが、基本1,2時間程度残業をしている。(チームの特性上、とても忙しいので仕方ないのもある)

恐らく夜型ではある。

家族がいて、子供もいらっしゃる。

社内イベントにはまったく参加をしない。

自分の世界を持っていて、信念や軸を感じる。

質問時には、自分の調べ方も含めて教えてくれる。お客さんへの回答で気をつけるべきポイントをいつも必ず添えてくれる。

メールは超がつくほど丁寧で、年下で社歴も浅い人に対しても同様。

Windowsのエクスプローラーやデスクトップをちらっと見えた時、ショートカットが大量にあったり、フォルダがすごくきれいに整理整頓されていた記憶。

電話ではお客様にゆっくり話し、会話を楽しむような電話をする。

設計にこだわる。とにかくこだわる。

仕事を工数内で収めようとしようとしているように見えないが、社内成績の数字は嘘をつかず常にトップ。
=先にちゃんと考えて手戻りを抑えているはず。おしゃべりばっかしている印象なのに。

考えが若い。50代にもなると思考が凝り固まるのかと思いきや、私よりも最新情報を知っていることもある。畏れ多い。

ぼーっとしている時が多い。(考えをまとめている?)



★Bさん

この人は20代後半。

プログラムも書けるしサーバ構築もできるしネットワークもわかる人。

知らないことは多め。私から「○○のパラメータが~」「○○っていう技術で~」とか言う時、初見のような振る舞いをする。

そして、必ず10分程度その単語について調べている。

10分のリサーチ完了後、私よりも解像度高くその単語を理解している。

地頭がものすごくいいと感じる。数学が得意。
ネットワークのサブネットの計算など見た瞬間に終わっている。
(数学苦手な私からすると意味不明)

酒、タバコ、女性、ギャンブルなどが好き。

文章関連に関する業務の場合は、めちゃくちゃストレスを抱えていた。(理系出身)

非効率的なことが大嫌いで、非効率的な人やシステムを見るとボロクソ言っていた。

社内のエンジニアリングを愛する人に対しての尊敬や信頼はとても強く、一方、仕事を終わらせるだけの人や設計書を適当に書き上げる人に対しては超冷酷な眼差し。

エンジニアリングを愛している。

言いたいことはズバズバ言い、20歳上のマネージャーに対しても自己主張をはっきりするタイプ

必ず自分の言いたいことを伝えきる人で、言い切らないことによる後悔をしたくないと思っている。

テイカーではなくギバー。見返りを求めず、知識やご飯などをみんなに与える人。

朝は早いときで始業の1時間前にきていて、帰りは1時間ほど残っているのがデフォルト。

休憩はしっかり取るタイプで、基本的に飲み物(嗜好品)が大好きで常に飲んでいる。

そのためトイレが近く、席にいる時間は短め。

Aさんと同じく、業務に関係ない会話を好み、大きな声で笑う。

そしてあんま仕事してないだろと思っても、社内成績はトップオブトップ。(数字は嘘をつかない)

手戻りを抑えるために、リサーチ・裏取り・設計をこよなく手間を掛ける。

会社のイベントは参加しない。給与発生することに対してのみ意欲を明確に示す。

電話の声は明るく高い。お客さんと仲良くなり、お客さんのニーズや困っていることを引き出して最後まで寄り添う姿勢。

お客さん第一主義で、社内の赤字などはあまり気にしていない。(現実は黒字ばかりですが)

タイピングがくっっっっっそ早い。意味わからん程早い。

キーボード持ち込んだり、PCのカスタマイズなどはせずデフォルト装備。

机には以前、「営業力」のようなタイトルの本があった。
=エンジニア+αを目指していることがうかがえる。

独身で結婚願望はなし。お付き合いしている方はいる。

根拠を持って取り組んでいないことにたいして、めちゃくちゃ詰める。
AIを過信しすぎている人には鬼詰める。

公式ドキュメントがすべて。


★Cさん

30代後半。

子持ち家庭あり。

社内でトップの知識量でいわゆる情シス。(IT企業の情シス)

聞いたらなんでも一瞬で答えとかヒントが返ってくるAIみたいな人。

テスト仕様書、設計書、要件定義書などとてもキレイで顧客目線で書かれる。(文系卒)

笑顔が少なめだが、話すと超笑う。

初学者にすごく丁寧に教え、「わからないのはみんな最初は一緒」が強く言動に乗っていて、過去自分も文系卒でわからなかったからきっと理解しているんだろう。とヒシヒシと伝わってくる。

昼ご飯は食べていなくてずっと仕事をしている。

業務をこなすスピードが意味わからない程早い。

知らないことがないんじゃないかというほど、知識がある。

仕事中は基本的にお話をせず黙々と業務をこなす。

ただ、リサーチなど作業前の時間に多くの時間を費やす。

社内個別チャットをほとんど使わず、みんなが見えるメールで行動を残す。

メールはとても雑に見えるが、容量を掴んだ的確なメールをする。

例:大量のメール内容で説明をしても、核となる部分を一言で「○○について教えて下さい」「○○については考えた?」
とだけ返信をするタイプ。

時間命。

コーディングについてポリシーを明確に決めてキレイなコードを書く。

恐らくホンモノのフルスタックエンジニア。

しかし独立欲やお金の欲はなさそうで、ただ自分が楽しいからという理由だけでずっと新卒から同じ会社に在籍している。

出社は遅く、退勤は早い。時間内で全て終わらせるというマインドを持っているはず。

タイピングはめちゃくちゃではないが、早い。

社内からのイメージは、この人がやめたら会社潰れるんじゃないかみたいな信頼感。

多分実際やめたりしたら会社回らなくなる。(パレートの法則のTHE 2割の人)

会社イベントには参加しない。

技術に関するセミナーや動画解説などはお金にならなくても自主的に開いてくれている。

本当に技術を愛している人。



3人のエンジニアの方について色々となぶり書いてみました。

では次は、抽象化します。抽象化した中から、
ご自身の勤め先のツヨツヨエンジニアだなと思っている人と比較して

「そうそう!それだ!」

と思える部分を見つけてみましょう。

きっと何かしら共通する部分があり、それを真似することで行動・マインドなどが変化していきどんどん知識や経験を溜めていくための土台になるはずです。

ではここから、抽象化した内容です。👇️👇️👇️

10か条でまとめるので、これだけを意識して日々取り組むのもいいと思います🙇‍♂️

1.地頭が圧倒的に良い
 ・複雑な技術や概念を即座に理解し、短時間のリサーチで深い知識を得る。
 ・数学的思考力が高く、論理的な解決策を瞬時に導き出す。

2.技術に対する強いこだわりと愛
 ・設計やコードの品質を徹底的に追求し、美しさにこだわる。
 ・公式ドキュメントや理論を重視し、根拠のない手法を嫌う。

3.時間の使い方が異次元
 ・必要なリサーチや設計にしっかり時間をかけ、手戻りを極限まで減らす。
 ・周囲が「仕事してるのか?」と思うほど雑談や休憩をしても、成果は常にトップレベル。

4.非効率を許さない
 ・無駄な作業や非論理的なプロセスを極端に嫌い、徹底的に最適化する。
 ・低品質な仕事に対しては容赦なく厳しく指摘する。

5.知識と経験の共有を惜しまない
 ・初学者や後輩に対しても丁寧に教え、調べ方や考え方まで伝授する。
 ・自主的に技術セミナーや解説を開き、社内全体のレベル向上に貢献する。

6.個性と信念を貫く
 ・スーツ派・カジュアル派、デフォルトPC派・カスタマイズ派などスタイルが確立されている。
 ・自分の考えを曲げず、間違っていることははっきり「違う」と指摘する。

7.対話スキルが高い
 ・お客様との会話では、ニーズを引き出し、信頼を勝ち取る。
 ・話すスピードやメールの文章は的確で、無駄なく要点を伝える。

8.仕事の進め方が異次元
 ・誰よりも整理整頓され、知識も網羅的に持っているため、業務スピードが異常に早い。
 ・仕事を「こなす」のではなく、「納得いく形に仕上げる」ことを重視する。

9.社内の評価が圧倒的に高い
 ・「この人がいなかったら会社が回らない」と思われる存在感。
 ・数字(成績や成果)が常にトップクラスで、結果がすべてを証明している。

10.イベントには興味がない
 ・ 会社の飲み会やイベントには基本的に参加しない。
 ・しかし、技術に関する集まりや勉強会には積極的に関わる。


どうでしょうか?

「あれ、自分あてはまってるぞ?」

「これ自分に足りないわ…」

「同僚はここそのままだわ…」


色々あると思います。まずは消化→実際に観察→分析→真似をする みたいにPDCAを回すみたいに実行してみてください!


このnoteがタメになったと思った方は、
「すき」「Xでの拡散」「フォロー」

お待ちしております🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️


Linux 初学者に向けて手を動かして学べる攻略マニュアルを販売中。
Webメールサーバを「Postfix, Dovecot, Apache, BIND」を使って構築できます。
このマニュアルを使うことで
・構築経験が積める
・最短で一連の構築から試験までの流れがわかる
・自分に足りていない分野がどこかわかる

⚠️Xのリポスト機能でお安く買うことが出来るようになりました
⚠️今後、アップデートなどもあれば告知無しで値上げしますので、今日が一番安い日です。





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集