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奈良・京都では味わえない内拝観「永平寺」「天龍寺」近くでウワサの蕎麦いただき「けんぞう」【福井シリーズ】

広い寺内にある70のお堂の中からいくつかをブラブラできます。実際、若い修行僧・雲水が修行しているので、騒がずに楽しんでください。修行僧がいる寺内拝観は特別です!毎年冬に70人あたりが上山する(修行に来る)曹洞宗総本山である!!


修行:托鉢(TV番組新日本風土記より)
 上山は永平寺に修行に来ること。各寺の跡取り僧が多く、最低限の荷物を持ち、雪の中に2時間立ち続け、寺に決意を示すことから始まる。親などにも連絡禁止という厳しいルールに沿って過ごす。座禅中心のため、この奥深い雪の降る場所に総本山を設けた。午前4時半に鐘が鳴らされ修業が始まる。桶半分の水で洗面など身だしなみを整える。午前8時には回廊掃除で床・壁を拭き、山門の廊下を決められた作法で仕事を進める。

 12月は4日間ほど托鉢(お布施)に練り歩く。お布施を頂きに福井市内まで徒歩で練り歩く。770年前から托鉢をオモテナシする寺がある。高齢化が進み、永平寺に行けないので檀家は有り難いと言う。

 朝は小食(しょうじき)と呼び、お粥・梅干し・ガリ・胡麻で黙食である。ちなみに、器の置き方・持ち方まで決まっているそうな。面白いのは修行僧は料理をしない。料理も修行ということで、修行僧は修行の全集中らしい。料理係は365日の献立を記録しており、位の高い役職でもあるようだ。ある日の昼食は米・味噌汁・金平ごぼうぐらいだったかと・・。

 12月末には仏のお供え物である大きな鏡餅を400個以上作るのだが、永平寺近くの人が作り方を修行僧に教えに来るようだ。餅つきが終わると寺からお下がりが頂ける。お下がりはお札などで、これをもらいに毎年、教えに行くそう。昔は永平寺に自由に入り修行僧と話せたが、観光客が増えると、自由に入れなくなったそうな。

 除夜の鐘は突いては祈り、2時間で108回するそうな。。

 2月になると雲水は去っていくのだが、入山した時とは違う心構えになるとか。
 

変更履歴
2022/08/12 箇条書き説明追加(「↓2022/08/12」でページ内検索)
2022/07/06  初版


▼HP

▽永平寺

▽天龍寺

▽けんぞう

▼見どころ

▽永平寺(永平寺町志比5-15)

 食事処、お土産屋が並んでいる大本山・永平寺の門前町は、永平寺そばや、ごま豆腐のソフトクリームなど奈良・長谷寺などと同じく古寺兼観光を楽しめる。永平寺に近い坂の上の方の駐車場は500円、下の方は400円ぐらいですと聞いていたが、300円でしたね。コロナ禍だから?平日だから?どこの駐車場もお土産・食事をすると駐車代は無料になる。

門前町は役場の動画でどうぞ。

 では永平寺へ!!
↓2022年8月12日---------------------------------------
 と、その前に歴史などを箇条書きします。

  • 1223年頃、道元は禅の教えを学ぶべく宋へ

  • 1227年、道元は禅をマスターし帰国

  • 帰国後は、京都・建仁寺、興聖寺で禅の教えを説く

  • 新興宗教を脅威とし比叡山・延暦寺に目をつけられ、布教活動に陰りが見える

  • 波多野義重が道元の説法に感銘し帰依する

  • 道元と弟子たちは禅の道場に相応し地を求めて京都を出る

  • 1243年、波多野義重のおひざ元、北陸越前の奥深い山中に入る

  • まずは、波多野義重の所領内「吉峰寺(きっぽうじ)」に身を寄せる

  • 禅宗共通の権威・権力に近づくな!という教えもあり、現在の地を中心に活動をする

  • 1244年、現在の位置に伽藍を立て「仏法寺」とする

  • 境内には大小70棟余りの建物が並び、回廊で結ばれている

  • 現在も多くの修行僧が厳しい修行に励む、神聖なる場所として有名なスポット

↑2022年8月12日---------------------------------------

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 奈良桜井の長谷寺などと同様に広い寺内をブラブラできます。実際、修行僧が修行しているので、騒がずに楽しんでください。まずは坊主の寺の説明と注意事項を聞きましょう。

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 1244年開いた坐禅の修行道場。境内には大小70棟余りの建物が並び、回廊で結ばれている。現在も多くの修行僧が厳しい修行に励む、神聖なる場所として有名なスポットです。

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 紅葉色づき始めだった!!

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↑拝観

 永平寺は中から拝観する形ですね。お堂が山に沿っており、登り回廊という階段を上りながら拝観する。特徴は「山門」、「仏殿」、「僧堂」、「大庫院(だいくいん)」、「東司(とうす)」、「浴室」、「法堂(はっとう)」になる。

 「傘松閣」の絵天井には230枚もの美しい花鳥画が描かれており、鯉や獅子、栗鼠の絵を見つけると願いが叶うといわれている。

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 あいにくの雨・・。存在感があるお堂たち。

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 永平寺の御堂は禅宗造と呼ばれ、宮大工は代々、寺の近辺に住んでいるそうな。豪雪地帯のため雪の重みを分散させることで、崩れないようにしているようだ。これは1288年から受け継がれた技法である。そんな宮大工は大工技師を引き連れてくれた聖徳太子を大事にしている。江戸時代、永平寺の宮大工は採算度返しで仕事をしたらしく、永平寺の宮大工は生活は苦しかったらしい。お金より名誉、歴史に残すものに価値を見出していたのだろう。

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 振り返り写真。入口方向です。一番古いのが山門です。この桝組は注目ですね。禅宗様式だが、背景は雪の重さに耐ええる技法で、新しいお堂を作るときは、この山門を見て今でも復習・確認するとのこと。

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修行の場「僧堂」。

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 「承陽殿」は、日本曹洞宗発祥の根源であり聖地。

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 「仏殿」には現在、過去、未来の仏が祀られている。本尊は現在・釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)で、脇侍に未来・弥勒仏、過去・阿弥陀仏を安置する。

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 大庫院には「韋駄尊天」を安置する。温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で食事を運べるように、火事が起こったときにいち早く火を消せるように、足の速い仏像を安置したそうな。

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大庫院近辺の「すりこぎ」も見所の一つ!

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 山門は生涯でたった2回だけ通ることが許されるそうな。

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最後にNHKアーカイブ「永平寺 道元禅師の教え」どうぞ。


↑境内の神社

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振り返ると寺がある。さて各社巡りです。

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上はアマテラスを祀り、下の写真は金毘羅堂なので金毘羅さんかな。

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▽天龍寺

 京都嵐山の天龍寺が有名だが関係はないらしい。この天龍寺は、江戸時代初期、初代松岡藩主・松平昌勝によって建立された。曹洞宗の大本山・永平寺の末寺という立ち位置らしい。

▽けんぞう

 東京、京都、名古屋などの車ナンバーが並んでいた!どのサイトでもクチコミが高く、辛いが癖になる!という蕎麦屋。蕎麦はね~難しいですよね・・食後に妻と話した会話・・。はい、辛いです・・。ただ、そば茶と蕎麦ソフトクリームが凄く美味しいです!!と同時にこれはお腹が減るなとすぐ思い口に出すと、妻が謎の大丈夫♪という謎の( ̄ー ̄)ニヤリ

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▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展


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