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「寿宝寺」世界に3体!本当に千の手を持つ仏像は「佐牙神社」のもの!?紅葉も見逃せない!【京都】【京都南山城シリーズ】

京都非公開特別拝観でプラッと寄ったところ1000本の手を持つ「千手観音立像@重文」が安置されており、びっくりした所。だた、この仏像は式内社「佐牙神社」の神宮寺に安置されたもので、神宮寺が明治初めに廃寺になった際、寿宝寺に移されたと伝えている。佐牙神社には石仏があり、寺の名残が今でもある。

千手観音は42本の手で表現されますが、大阪河内の「葛井寺」と奈良「東招提寺」の観音とここは、本当に千本の手を持つ仏像です。あと若狭にももう一体います。

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変更履歴
2023/07/15 なら博「南山城展」開催で更新
2022/02/01 初版


▼HP なし

▼アクセス・祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽佐牙神社:京都府京田辺市宮津佐牙垣内164 

 精華町、京田辺市の神社の多くは上り階段になっており、なかなかの運動不足解消になる。なお参道に車を置けるが、鳥居の左の狭い道を上がると本殿横まで車でも行ける。

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→恵日寺跡

この神社の本殿途中に神宮寺「恵日寺」跡がある。この寺の仏像は、現在、寿宝寺収蔵庫に安置されている「千手観音立像@重文」である。本NOTEで後述します。

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 本尊の不動明王像と太威徳明王像・軍茶利明王像が近くの正福寺に移され、降三世明王像・金剛夜叉明王像と観音堂にあった干手観音立像が寿宝寺にそれぞれ移された。大般若経も三百巻ずつ両寺に分けられたと伝えられている。

→拝殿・本殿@重文

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 祭神は右殿に「佐牙弥豆男(さがみづお)」、左殿に「佐牙弥豆女(さがみづめ)」という酒造りの神様。本殿は国重文である。だけど見えない・・。

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 延喜式内佐牙神社の「百味と湯立て」で有名。2社からなる左右両殿同形式の本殿は重文である。共に一間社春日造り桧皮葺で、彫刻も左右対称的なデザイン。2002年に屋根の葺き替えとあわせて鮮やかな丹塗りが蘇った。本殿左右にはきれいな絵が描かれている。

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佐牙神社拝殿右側から写真を撮ると紅葉と本殿が撮れる。
拝殿左側に女坂&駐車スペースがある。ここから帰ることに!

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 最後に伊勢神宮遥拝所。と思ったが違うらしい。この神社は川の氾濫で平安時代に移された歴史があり、そこへの遥拝所である。ということで、神社とは天災のときの避難場所の要素もあると思っている。

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 よい仏像があるので、神宮寺とその塔頭などがあったようだ。駐車スペースは塔頭の場所だったということか・・。

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 最後に、この神社は延喜式に記されている式内社で、当時この辺りでは酒造りの専門職としての人々が住み着き、勅命を受けて酒造りを行っていたようだ。佐牙という言葉には酒に関わる意味もあるとのこと。ここから西の方に「酒屋神社」があることからも信憑性が高い。

▽ 寿宝寺:京都府京田辺市三山木塔ノ島20

704年、七堂伽藍を持つ大寺院で、東に300m程の木津川あたりにあったが、暴れ川・木津川により、今のところに移った

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 宝物館には全国で3体しかない、実際に手が1000本ある「千手観音立像@重文」が安置されている。降三世明王と金剛夜叉明王も見逃せない、大きくて古寺であっただろうと想像させる素晴らしい仏像である。ただ、この3体の仏像は式内社「佐牙神社」の神宮寺に安置されたもので、合祀や廃仏毀釈で移り渡った歴史がある。

 降三世明王と金剛夜叉明王も見逃せない素晴らしい仏像である。ただ、この3体の仏像は式内社「佐牙神社」の神宮寺に安置されたもので、神宮寺が明治初めに廃寺になった際、ここに移されたと伝えている。佐牙神社には石仏があり、寺の名残が今でもある。

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▽佐牙神社の山本御旅所(寿宝寺左)

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▼旅行記

▼セットで行くところ

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