物部が出雲を見張る「物部神社」石見一宮は御神体は山の古社
物部氏の祖・ウマシマジを祀る。神武天皇よりも早く大和に入り、神武天皇の祖であるニニギの兄弟・饒速日命(ニギハヤヒ)の息子。祭神は天香具山命と共に物部の兵を卒いて尾張・美濃・越国を平定し、天香具山命は新潟・弥彦神社に鎮座する。祭神はさらに播磨・丹波を経て石見国に入り平定。次いで、八百山が大和・天香具山ににていることから、ここに鎮座した。
変更履歴
2022/02/22 初版
▼HP
▼アクセス
島根県大田市川合町川合1545
▼祭神
宇摩志麻遅命(ウマシマジ)
▼見どころ
島根県内では木造鳥居としては最大!木造がポイントです(笑)。
「富金石」という砂金を含んだ石で作られた手水舎。
石の上には「浄」「勝」「財」「健」「徳」と勾玉が彫られており、触れると神徳を授かるとか。
島根では出雲大社に次ぐ大きな本殿。出雲では珍しい「春日造」。まあ~物部系なので出雲造だったら、それはそれでおかしいか・・。
本殿です。ウマシマジとは別に、右座に父・ニギハヤヒ、石上神宮&香取神宮の神・布都霊神。左座に天御中主大神と天照大神を祀る。
宇摩志麻遅命が石見の地に降臨された際に腰を掛けたと言われる「勝石」がある。触れると勝運が舞い込むとか。
▽本殿左の摂社・末社
学問の神・菅原道真を祀る「菅原神社」と宮廷に奉仕した歌人・柿本人麿を祀る「柿本神社」がある。柿本人麿は物部氏の流れとの説もあるそうな。
本殿左西五社があり、スサノオ、天忍穂耳尊・ニニギ・山幸・鵜草葺不合命(天照大御神の直系子孫4代)を祀る。
神職が神事の時に身の穢れを祓い清める祓所。
▽本殿右の摂社・末社
本殿右に東五社があり、天地開闢のあとに現れた13柱(神世七代)を祀る。
次に須賀見神社・乙見神社で、宇摩志麻遅命の子孫である「六見宿禰命」と「三見宿禰命」を祀る。乙見神社って、出雲大社の境外摂社・末社にもありますよね。
後神社です。ウマシマジの妃神・師長姫命を祀る摂社。
▼旅行記
▼セットで行くところ
↓NOTE版はこってり。↓じゃらん版はあっさり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?