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息長氏/神功皇后「山津照神社」朝鮮進出時に祈願し御陵候とも【湖東シリーズ】

神功皇后の父「息長宿禰王(おきながすくねおう)」か「神功皇后」の古墳?祭神は「国常立尊」で創建で定かではないが、興福寺の書物に「山津照神」とあり、時代は称徳天皇なので古社に間違いはない。境内に入ると空きスペースが多く、神宮寺があった気がする。
湖東には百済寺や聖徳太子が帰依した僧の寺があるのだが、渡来系氏族や朝鮮半島との関わりを示す金銅製冠、儀礼に必要な赤色顔料なども発見されることからも、天皇家と深い関わりのある息長氏の墳墓とされる。
今も昔も交通の要所だろうからここを腰を下ろすのは地理的優位性も高かったと思う。応神天皇の母・神功皇后ゆかりの場所もあるだろうが、鎌倉時代には後鳥羽天皇が宝剣を奉納されたと伝えられている神社である。

先にオマケです。車を運転していると、雰囲気の良い青木神社が近くにありました。雰囲気が良かったのでサッと参拝しました。祭神は、藤原鎌足より8代孫・青木武蔵守時長。

変更履歴
2023/08/19 初版


▼HP

▼アクセス

滋賀県米原市能登瀬390

▼祭神・本尊と脇時

国常立尊
 ※万物造化の神様として信仰され、日本神話の根源

▼見どころ

 祭神は「国常立尊」で創建で定かではないが、興福寺の書物に「山津照神」とあり、時代は称徳天皇なので古社に間違いはない。境内に入ると分かるが、空きスペースが多いので、摂社・末社が多くあったか、神宮寺があったのかどちらかだろう。

 「国常立尊」は古事記ではなく日本書紀で出てくる神様だったかと。なにかと山の麓や、山に祀られるイメージがあります。代表格は京都・出雲大神宮、奈良・玉置神社、熊野・熊野速玉大社、京都・城南宮などですね。

 では、話を戻して参拝です。

 参道が広い。左右に寺の名残が見えることから、神宮寺があり、塔頭もあったのかもしれないと思った。この右側には宝物庫がある。しかし、社務所がないな・・。

→拝殿・本殿

 拝殿に由緒書きとセルフ御朱印があります。拝殿どうです?寺っぽくないですかね??

 本殿です。昔は縦に寺の本堂があり、裏手に神社があったのかな?とも思ってしまう。

 本殿はなかなか面白いデザイン。神功皇后が朝鮮進出時に祈願し、朝鮮国王の鉞を奉納されたとされ、今も保管されています。

→本殿周辺「春日社」「北野社」

 興福寺の書物に「山津照神」とある。興福寺繋がりなのか、興福寺・春日大社の荘園だったのかは不明だが、なんらかの関係があったのだろうか。と言いつつ、本NOTEの冒頭より藤原氏もいたのは確実ですね。

 たぶん宝物館。後ほど説明する古墳より鏡・埴輪・金銅製具・馬具・刀など多くの副葬品が発掘され、それらを納めている。

→山津照神社古墳

 参道拡張工事で発見された前方後円墳「山津照神社古墳」がある。息長氏一族の神功皇后の父「息長宿禰王(おきながすくねおう)」の墳墓といわれ、横穴式石室から鏡・埴輪・金銅製具・馬具・刀など多くの副葬品が発掘され、宝物庫に納められている。

▼オマケ


▼旅行記

▼セットで行くところ

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