「砂漠で水を売る」は無理ゲーで稼げないというお話
こんにちは、クマです。
稼げるブルーオーシャン(穴場)を見つけたい!!
世界を変えるアイデアが自分にもあるはずだ!!
ワンチャン狙ってラクに大成功したい!!
こうした考えで、自らの首を絞めている方が多いです。この思考の根底には、「砂漠で水を売りなさい」というマインドセットがあります。
私は今まで、2年ほど健康・美容のサイト制作やライターをフリーで行ってきました。前半1年は泣かず飛ばず。のこり1年で収益を安定させました。
この違いは、差別化やブルーオーシャンという、要は「砂漠で水を売りなさい」へのカン違いで大きく変わってきます。今回は、あなたのビジネスの成果を大きく変える、ビジネス論をお話しします。
砂漠なんてもう存在しない
『砂漠で水を売れ』はビジネスに関わる人なら一度は聞いたことがあるでしょう。要は、元から商品が欲しくてたまらない人達に売れという話です。
僕のバイブル本の1つ『ハイパワーマーケティング』でも、あるセミナーを例にこれが紹介されます。
このように、お客様があなたの商品を求めているかで、ビジネスの価値はあっさりと決まります。ビジネスは「売る商品とそれを欲しいお客様がいれば成り立つ」。非常にシンプルですよね。
その上で、「砂漠で水を売る」とは、とても理想的な状態。これが見つかると成功するため、優秀なビジネスマンは常に探し続けています。
でも、ほとんどの人は、このアイデアを勘違いし、「砂漠」が見つからず嘆き続けます。「砂漠」のようなものが見えても、動き出せない。また、すでにライバルがたくさんいるなんてことも。
ビジネスは、似たような商品をもつライバルがたくさんいます。もし仮に、あなたが「砂漠」を見つけたとしても、すぐにライバルが入ってきます。というか、ライバルはあなたが入る前からウジャウジャいます。
このような、「市場のどこかに砂漠があり、それを見つけ出し水を売ろう」という発想は、根本的な意味を勘違いしています。
こう考えると「砂漠で水を売れ」は、ライバルに溢れる時代では使い物になりません。でも実は、この理論の本質を知れば、時代関係なく役立つビジネスマインドになるんです。
砂漠で「砂」の魅力を見つけ出す
「砂漠で水を売る」の意味を勘違いすると、どんなビジネスも不要になる。
今の時代、私たちに必要な情報や生活必需品はなんでも揃っています。便利な時代ですが、ビジネスマン側からしたら厄介な状況です。まさに、「砂漠で水を売れ」が通用しなくなるんです。
このように、リアルでもネットでも、すべてのビジネスに先行者がいます。誰もいなくて儲かる市場なんて、今の時代あるわけないんです。「砂漠で水を売る」のカン違いをなくしましょう。
結論からいいます。私たちは「砂漠で砂の魅力・ポテンシャルを見つけ出しアピールし、水と同じか、それ以上の価値にする」ことが大事になります。
言い換えると、今の自分や商品の魅力・ポテンシャルを見つけ出し、同じに見えるライバルの商品と差別化させていくのです。
アフィリエイトなどネット系の仕事や、リアル店舗でも全て同じです。そのままだと同じに見える商品を、アピールの仕方によってライバルがいない状態を作るのです。
大事なことは、「砂漠で、水を見つける」ことではありません。「砂漠でどうやって砂を売るか?」を自問し、方法を見つけ出すことです。
「水」は自分で作りだすもの!
つまり、私たちに必要なものは『砂漠で砂を売る力』です。
「砂漠で水を売れ」とは、「砂漠で水を見つける」ことではありません。「砂漠で水を作り出す」という意味なのです。
砂をあらゆる角度から見つめ直し、たくさんの似た商品・発信者の中で独自性を見つけ出し、アピールする。そうして、お客様に「砂の中でも、この砂が必要だ」と感じてもらうんです。
「砂漠で水を売りなさい」とは、そういった状況が「ある」のではなく、「作り出す」ものなんですね。市場の空きを眺めても何も見つかりません。
その商品の本質や、満たされない需要を繋げる。これが、「砂漠で水を売りなさい」の本質で、砂漠のなかでひときわ輝く水になる方法なのです。商品が欲しくてたまらない人は、いるのではなく作り出すのです。
このマインドで、ビジネスを見ると世界が変わります。ぜひもう一度、自分の商品、お客様を見つめ直してみてください。