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「食べる」のしんどい #11 肉骨茶
今日はなぜか、行く店、行く店、全部混んでいた。
とはいえ、並んでまで食べたくない。そんなこんなで、えらく街をうろうろするハメになった。並んだ方が楽だったのは間違いない。
こうなると、ここまで歩いたのだから、迷ったのだから、と高望みを始める。ベストを探し当てたい気持ちがぐんぐんに高まるのだ。
看板を見つける。
肉骨茶。肉骨粉に見間違えそうだが、バクテーと読む。
前から食べたかったので、ここに決める。だが店が見当たらぬ。どうも雑居ビルの中の2Fに店はあるようだ。エレベーターで2Fへ。ドアが開くと業務用の冷蔵庫がお出迎え。中々、ハードコアな店構え。
若い夫婦? が切り盛りしているお店のようだ。売りは海南鶏飯っぽい。
しかし、私は初志貫徹。
「肉骨茶下さい」
そして、到着。ドン。
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肉、汁、米。
潔い。まるでシンガポールの港湾労働者のような食事。
味は思ったよりさっぱりして、サラッと食べられる。もうちょっとスパイスを感じたかった気はするが。
今回の昼飯ガチャ。爆死免れたと言っていいんじゃないか。
ま、ハズレることの方が珍しいが。