メキシコ南部旅行日記(ベラクルス、パレンケ)2022年5月
コロナ禍が開けようとしていた2022年5月、メキシコ・ベラクルス州とパレンケに旅行に行ってきました。これから、ベラクルスとパレンケに旅行に行きたい方向けに、アドバイスとなるような記事になればと思います。
今回1回目はどうしてこのような日程にしたかについて。
今回のメインは前からいきたかったものの、意外と見どころが点在していたため、長期休暇が取れず行けなかったベラクルス州です。そして、以前パレンケ遺跡に行った後に、日数が足りずに行けなかったボナンパック&ヤシュチラン遺跡、そして秘境にあるカラクムル遺跡がパレンケ遺跡から日帰りでいけるツアーがあることがわかり、パレンケにも滞在することにしました。
ベラクルス州は大きな見どころは以下の3つです。
左一番上のハラパ:ハラパ人類学博物館がある街。メキシコシティ人類学博物館に次ぐ規模でメキシコ最古、紀元前10盛期頃メキシコ湾岸で栄えたオルメカ文化の巨石人頭像が有名で発掘された17体の内7体が展示されている。
パパントラ:エル・タヒン遺跡観光の拠点となる街
ベラクルス市:海鮮料理と港町、美味しいコーヒーが有名な都市。近郊のセンポアラ遺跡、街並みがカラフルである世界遺産の街トラコタルタンが日帰りで訪問可。
ビジャ・エルモサ:正確にはタバスコ州。ラ・ベンタ遺跡から発掘されたオルメカ文明の巨石人頭像があるラ・ベンタ博物館公園がある。パレンケへのアクセスが良い。パレンケ遺跡なら日帰り観光もできる。
通常なら地図に沿って、パパントラ→ハラパ→ベラクルス→ビジャ・エルモサなのですが、問題なのは開館日。エル・タヒン遺跡は土日が休み、反対にハラパ人類学博物館は月曜日休み。土曜日出発だったため、ハラパから最初に行くことにしました。ハラパ、パパントラ、ベラクルス市の3都市は観光客が多いので、お互いバスが頻発しています。予定に合わせて組んでいいかと思います。
ちなみに、ハラパにはハラパ人類学博物館見どころがないので、1泊で十分です。ただ、ハラパ人類学博物館は広いので全部見ると3時間以上は必要。日帰りの場合は夜遅くなるので、おすすめしません。
またパパントラもエル・タヒン遺跡以外は見どころがないので、1泊で十分です。ただ、パパントラからエル・タヒン遺跡までは30分はかかる上、タクシーやバスもあまり来ないので、往復で3時間はかかりました。そのため日帰りで行くのはきついかと思います。
ベラクルスは基本的には夜の港町が風光明媚で有名。また、ベラクルスの伝統的な踊りが見れるアロマス広場、あとはベラクルス産のコーヒーが飲めるカフェが有名なのですが、夜でも行けるので、今回は日帰りを旅行を中心に旅行計画を立てました。ベラクルス市内だけを回る日は設けませんでした。
最後に、ビジャ・エルモサはラ・ベンタ博物館公園がとても面白かったのでおすすめします。わりと自然豊かに整備された公園の中に突如現れる巨神像の遺跡がとてもユニーク。ただ、ラ・ベンタ博物館公園以外は見どころがなし。パレンケ遺跡だけ見て日帰りしたい、またはビジャ・エルモサは交通の要所のため、東のメリダ・カンペチェ方面にバスで行く、または空港で他の都市に行かない限りは、日帰りで十分でした。私はバスをわざと遅い便にして、このラ・ベンタ博物館公園を訪問するためにここを経由地として利用しました。
これでもベラクルス州を効率的に回れたと思います。
2回目ではパレンケから日帰りで行ったボナンパック&ヤシュチラン遺跡
と、これもまたパレンケから日帰りでカラクムル遺跡について書こうと思います。