保育に正解はない
働き始めの頃は子どもの発達が
よくわからず保育雑誌を参考にしながら
指導案を真似て書いていました。
当たり前のことですが、
保育士はただ子どもを
遊ばせているだけではありません。
計画を立て進めていっては
これでよかったのか
と、自分の保育を振り返りながら
翌日以降の保育の向上を
図っているのです。
計画した活動を取り入れたことで
子どもの成長が感じ取られた時は、
まさに天職と思える瞬間です。
経験を積み重ねていくうちにいつしか
”保育って自分で考えながら進めていけばいいんだ”
と思うようになり始めたのです。
保育に正解はない
この保育が1番いい!
というものがないだけに
色々な保育があっていいと思うのです。
しかし、やってはいけない保育は
必ずあります。
子どもを人権を侵害したり尊重しない保育です。
当時の自分は周りの意見に振り回され
上から言われたことを
「はいわかりました」
と、思考停止状態で実行する。
これでは保育とは言えません。
子どもの為にいろんな文献を調べたり
いろんな先輩に聞いたりするなど、
自分なりに考えて試す。
上手くいかなかったことは
その反省を次に活かす。
そういった繰り返しを積み重ねて
成長していけばいいのです。
働き始めて4年目の頃の私は
『正解を求めたい』
周囲から『いい保育』
と言われたいがために
無難に保育をしている
感覚の時がありました。
当時の主任が
「あなたのねらいは?」
「それってどういう意図があるの?」
と突っ込んで話してくる方で、
自分の考えをそれなりに話しました。
「じゃあこの辺りはどう考えてるの?」
「それはなんで?」
と、様々な質問をしてくる方でした。
2、3回 やりとりをすると、
こちら側の言葉が
詰まってしまうんですよね。
「そこが課題だよね!」
と多くの気付きをいただきました。
当時は人の目が気になったんですよね。
結論になりますが
「子どもが答えをくれるから」
と言われたのが印象的でした。
当時はピンときていなかった為
『どういう意味だ?』
と前のめりになって
質問を返した記憶があります。
「いつも目の前に子どもがいるよね」
「子どもが全て答えを出してるよね」
「私の顔色を伺っても私が答えじゃないよね」
知らず知らずのうちに
「どうしたらいいですか?」
と上司の顔色を伺い
そこで答えをもらおうとしていた自分。
その瞬間
『あぁ、自分は勘違いをしてた』
と思ったのです。
それからは気持ちが楽になって
子どもの表情や姿、反応などを見ればよい。
それが全て答えだ!
と思ったのです。
自分が『これ楽しそうだなぁ』と
考えた活動でも、子どもの表情が
あまり良くなければ改善策を練る。
また、こちらから遊びを
投げかけなくても
子どもたちから遊びが始まり、
どんどん遊びが発展していく。
正解か不正解かと言えば、
ちょっと正解に近いのかな
と、それからは
思えるようになっていきました。
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