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独立型社会福祉士が有料相談について考察する。③たとえ無料でも。
昨日は、架空の4人を登場させて、社会福祉士が有料相談で料金をいただくことの「後ろめたさ」「自信がない」について考えました。今日はその続きです。
社会福祉士の可能性を探求し、社会福祉士自身が元気であることを望み、世の人々の心が軽くなり、そして私の収入もアップすることを考え続けて23年、フリーの社会福祉士(2001年開業)柳田明子です。
独立に関心のある、社会福祉士として後悔しない選択をしたいあなたに向けて発信しています。
さて。
昨日、下記記事で、
4人の架空の人物を例に、
社会福祉士が目の前の方から
相談料金をいただくことに対して、
・後ろめたい
・自信がない
と言ってる場合じゃない!
と書きました。
それは
社会福祉士自身が
社会福祉士の専門性に自信を持たずして
どうしてクライアントに
そのサービスを提供できますか?
(=シェフ自身が
自分の料理を「おいしい」
と思わずして
どうして客に
その料理を提供できますか?)
・・・ということなのですが、
続きがあります。
ここで昨日の4人の中の
3番目
Cさん(医師)に再び登場してもらいましょう。
⓷Cさん(医師)
勤務医として経験を積んだCさんがクリニックを開業しました。
もちろん
このクリニックは
医療保険適用です。
だから治療費を100%自分で払うわけではありません。
もしかしたら、
事情によっては
医療費負担がゼロの人
もいるかも知れません。
そこは、昨日の例でいうと、
①シェフ(レストラン)
②歌手(コンサート)
とは違うところです。
①②はそういう制度はありませんからね。
(なくもないんだけど、それは今はちょっと置いといて)
で、Cさん(医師)。
仮にあなたが、
医療費無料
だったとしましょう。
Cさん(医師)の治療を受けても
お金を払わなくていいんです。
あなたは無料なんです。
なんですけど、
だからと言って、
昨日のように、お支払いのある患者に対して
「私のクリニックに来てくださってありがとうございます。勤務医としての経験は積んだとはいえ、私の治療にお金を払ってもらうのは後ろめたいし、そんな自信もないんですけど、さぁ、診察しましょう」
・・・と言ってるようなCさんの治療を受けたいと思いますか?
思わない
ですよね?
たとえ無料であっても、
自分の専門性に
自信を持っている医師の治療を受けたいですよね?
つまり、
相手からお金をもらうから
・後ろめたい
・自信がない
相手がお金を払わない(無料)だから
・後ろめたくない
・自信がある
ではない
ということです。
無料だろうと
有料だろうと、
プロとしての
サービスはゆらぎなく
同質の価値。
社会福祉士も同じです。
だから、
昨日の記事の
④Dさん(社会福祉士)
のように、
目の前の相談者から
相談料をいただくことに対して
・後ろめたい
・自信がない
という社会福祉士がいるのなら、
じゃあ、
無料だったらなぜ後ろめたくないのですか?
無料だったら自信を持てるのはなぜですか?
と私はDさんにお尋ねしたいです。
ただ、ですね。
ここまでの話は
「価値」
という切り口での考察です。
下記記事で書いたとおり、
「価値」と「しくみ」は
分けて考える必要があります。
社会福祉士が、
目の前の方から相談料を受け取ることに
・後ろめたさ
を感じることを考えるにあたっては、
社会福祉士ならではの
背景や歴史など、
「しくみ」という切り口での考察も必要です。
「価値」という視点であれば、
Cさん(医師)も
Dさん(社会福祉士)も
今日のように共通概念で語れるのですが、
「しくみ」(背景・歴史・社会事情)という視点に立てば、
Cさん(医師)と
Dさん(社会福祉士)
とでは、違う部分が大いにありますからね。
・・・あぁ、もうそろそろ
こうなってくると、
文章化は難しいです。
この先の考察や、
私の有料相談の変遷については、
文字ではなく、
音声か、
zoom会か、
何かちょっと方法を考えてお伝えしたいです。
っていうか、
昨日と今日の記事内容も、
文字で書くのは
そうとう頭を使いまして、
きちんと私の考えが
文章で
誤解なく
伝わっているのかどうか、
心もとなく思っています。
昨日と今日の内容も
改めて
音声か、
zoom会か、
何かしらの方法で
再度お伝えしたい気持ちです。
本日は以上です。
★2024年12月1日に
『ただなぞるだけの本。』(文芸社)
を出版しました。
ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。
ことばを選ぶのはとっても楽しかったです♪
イラストも私が描きました(*^^*)
今日も気持ちの良い一日を!
柳田明子社会福祉士事務所
〜聴く・伝える・ともに考える〜
(2001年開業)
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