不登校や引きこもりのお子様に起業を勧める危険性ついて
前回の記事の続きです。
不登校や引きこもりのお子様に対して、
「起業」を勧めてはいけない理由は、
結論から言えば、
利益を出しながら事業を継続していくための、
条件が整っていないからです。
私は前職で、
起業支援に関わる業務にも携わっていました。
起業だけならば、
税務署に「開業届」を提出すれば、
誰にでもできます。
起業だけが目的ならば、それでよいのですが、
多くの方は、その後、
利益を出しながら事業を継続し、
発展させていきたいと、
考えているのではないでしょうか。
事業を継続し発展させていくためには、
ヒト・モノ・カネ・情報
が必要であると、昔から言われており、
私も必要だと思っています。
私は特に、
ヒト(人脈等)とカネ(運転資金等)が、
重要だと考えており、
情報(知識やノウハウ等)だけでは、
とても難しいと、私は思っています。
今まで私が見てきた中で、
利益を出しながら事業を継続されている
起業家さんは、
同じ業界にて長年、お勤めになられて、
人脈(ヒト)やお金(カネ)、知識(情報)などを、
しっかり蓄えられた方がほとんでした。
よく言われるのは、
個人事業主の生存率として、
起業後1年で、約3割の方が廃業し、
起業後10年で、約9割の方が廃業されると、
言われています。
10年以上、借金を返済しながら利益を出して、
事業を継続・発展されている方は、
本当に素晴らしいと、私は思っています。
経営は、理屈では語れなく、
時代の変化や運もあり、
正解はありません。
そして何をもって成功だと定義されるのかも、
人それぞれです。
成功があれば、失敗もあります。
事業の失敗による多額の負債等により、
精神が病み、
再度、引きこもってしまう危険性もあります。
不登校や引きこもりのお子様に対して、
いきなり起業を勧めるよりも、
お子様の興味や才能を発揮させられる
業界に就職させてあげる方が、
危険性が抑えられて、
今後の起業にも、つながるのではないかと、
私は思います。
■追伸
元ひきこもりとして、
不登校・引きこもりで苦しんだ私の経験と、
私の両親がいかにして、引きこもりで苦しんでいた時の私の心をつかみ、
社会復帰させたのかという内容を、
有料記事として書きました。
私と私の両親の経験が、
苦しんでお子さんを助けるために、
今、必死で頑張っている親御さんの
一助になってくれれば、とても嬉しいです。
・記事タイトル
【実話・成功事例】不登校・引きこもりからの社会復帰/ひきこもっていた時の私の気持ちと私の両親がとった行動を紹介します(有料記事:500円)
・記事URL
https://note.com/yanagi_kenji/n/n19b006563d30
以上です。