世界遺産「古都奈良の文化財」 元興寺
奈良にある「元興寺」に行きました。こちらは平成10年(1998)にユネスコの世界文化遺産「古都奈良の文化財」のひとつに登録されています。
元興寺とは
日本最初の本格的伽羅である法興寺(飛鳥寺)が平城遷都にともなって、養老2年(718)に官大寺として新築移転されたのが元興寺です。
法興寺とは、蘇我馬子が甥にあたる崇峻天皇が即位したのを機会に、高市郡の飛鳥の地にはじめて正式の仏寺建立に着手した寺です(588)。この寺が元興寺の全身である法興寺で、地名によっては飛鳥寺ともいわれる寺です。
百済の国王はこの日本最初の仏寺建立を授けるために仏舎利を献じたのをはじめ、僧・寺工・瓦博士・画工などを派遣しました。その時の瓦博士の造った日本最初の瓦は、現在も元興寺の極楽堂(国宝)・禅室(国宝)の屋根に使用されています。
それでは、入場料を支払い中へと入ります。
世界遺産であるとの石像もありました。
門を入ると極楽堂(国宝)があります。中に入ることが出来き、こちらでまずは参拝をしました。
中は様々な仏像があり、やはり実物は迫力があって凄いです。
続いては隣にある法輪館へ。
こちらは博物館のような建物で、中に様々な展示がありました。その隣には休憩所があります。
順路に沿って歩いて行くと、供養石像物が並んでいます。
元興寺には、興福寺大乗院門跡墓所に関連して祀られた、中世から江戸時代にかかる供養石造物1500基が保存されています。
そして、日本最初の瓦を見ることができるスポットがありました。
日本最初の瓦は、今も使用されています。ちょうど色が変わっている瓦が、日本最初の瓦です。
その後は境内を周って外へ。
こちらは近鉄奈良からもそこそこ近いので、奈良に訪れた際は是非参拝をしに来て欲しいです。