厄除観音 法多山
静岡県にある「法多山」に行きました。
およそ1290年ほど昔、神亀2年(725年)聖武天皇の勅により行基上人が開山した高野山真言宗別格本山である法多山は、勅願定額寺の列に偶せられ、朝廷、武将の篤信を授け信仰、文化の殿堂として栄えています。
また、こちらでは夏には風鈴祭りも開催しています。
門の前には多数のてるてる坊主がありました。鮮やかで綺麗です。
こちらを通ると仁王門があります。
仁王門は寛永17年(1640)建立され、国指定重要文化財でもあります。江戸時代初期の建立でありながら桃山時代の遺風もよく残しており、播州二見(兵庫県)より移築されたとの伝もあります。
仁王門を通った後、まずは本堂へと向かいました。
本堂への道はけっこう長いです。
階段はけっこう段差が多く、本堂にたどり着くまでに息切れをしていました……。
階段を上ると本堂がありました。
本堂は今から約1300年前の神亀2年(725年)に行基上人がつくったと今に伝えられています。火災などの影響で何度か焼失し、現在の本堂は再建されたものとなります。
こちらでは、夏には風鈴祭りも開催しています。
風鈴祭りでは、約4000小の心地よい風鈴の音色が境内に響き渡ります。
夏の法多山では回廊や翼殿をはじめ、境内のいたるところに風鈴が飾られていました。
こちらは大師堂です。真言宗の宗祖、弘法大師を祀っています。
こちらにも風鈴が飾られており、色とりどりで綺麗でした。
スイカのような風鈴もありました。
ちなみに、風鈴は購入することもできます。
風鈴によって音色が異なるので、是非聞き比べて欲しいです。
風鈴は、室内にも飾られています。
暗闇の中の風鈴は幻想的で綺麗でした。
本堂にて参拝をした後は二葉神社へ。
大師堂から降りる階段の途中に見えてくる鐘楼堂の脇に、赤い小さな鳥居が並ぶエリアがあり、そこに神社はあります。
祭神二葉明神は芸者、茶屋など夜の世界で働く女性の守り神として信仰されており、現在でもサービス業や客商売に携わる女性の商売繁盛、人気上昇、心願成就にご利益があるとされています。
こちらで参拝した後は、再び帰り道へ。こちらにも様々な風鈴がありました。
ひまわりの風鈴もありました。
可愛らしい風鈴で、けっこう好きです。
風鈴の他、アンブレラスカイもありました。
その後は、だんご茶屋へ。こちらのだんご茶屋は、江戸時代より伝わる法多山名物の厄除だんごを製造・販売しています。
こちらは名物の厄除氷です。かき氷なので、夏限定となります。
厄除氷は袋井産の「てん茶」100%の抹茶を使用し、香り高い抹茶の風味が味わえる法多山だけのオリジナルな味となっています。また、厄除氷にはなんと法多山名物、厄除だんごがまるごとトッピングされていてけっこうお得です。
だんごもかき氷もどちらも美味しくて、外が暑かったのでかき氷は特に美味しく感じました。ちなみに、厄除だんごは持ち帰りもできます。
広い境内で、風鈴祭りも開催されていたので、多くの風鈴もあり幻想的な空間でした。また、がんごも美味しくてオススメなので、是非食べて欲しいです。