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成相山 成相寺
京都にある「成相寺」にて参拝をしました。こちらは西国第二十八番のお寺です。
成相寺とは
成相寺は日本三景天橋立を眼下に望む景勝地にあり、真応上人の開基または聖徳太子ど伝えられています。
元々は日本古来の山岳宗教の修験場で、日本全国にある五つの「聖の住む所」の一つとして信仰を集めています。成相寺が開かれた年代は不明な所が多いですが、いにしえより願いが叶う寺として全国に広まり、慶雲元年(704)に文武天皇の勅願寺となりました。本尊は身代わり観音、美人観音として名高い聖観世音菩薩です。
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美人観音の由来
成相寺の御本尊は、御伽草子に登場する美しく心も優しいといわれる梵天国王の姫君が姿を変えられた観音様と言われており、絶世の美女小野小町も信仰した、拝む人は美しい人となり、特に女性の想いを叶える美人観音として有名です。
アクセス
こちらのお寺は観光地としても有名な為、成相寺行きの登山バスも出ています。
私は今回は車で行きました。バスも通る道なので、道自体は広いですが、山道なのでかなり急な坂があります。マニュアルだったら登れなかったかも……と思いました。
駐車料金は500円ですが、入山料込みとなっています。
本堂(京都府文化財)
駐車場に車を停め、本堂までの階段を登ります。けっこう長いです。
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階段を登ると本堂があります。
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もともと、本堂は現在より山の上に建てられていましたが、山崩れのため現在地へ移転しました。現本堂は安永3年(1774)の建築です。堂内に安置された本尊の木造聖観世音菩薩は、平安期のものです。
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撞かずの鐘
階段の側には撞かずの鐘があります。
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寺に新たな梵鐘を造ることになり、近隣住民に寄進を求めたところ、裕福そうな女房が「子供はたくさんおるが、寺へ寄進する金はない」と断りました。
やがて鋳造の日、大勢の見物人の中に例の女房も乳飲み子を抱いて見物していました。そして、あろうことか誤って銅湯の入ったルツボの中へ、乳飲み子を落としてしまいました。鐘は見事に鋳上がりましたが、撞いてみると、乳飲み子の悲しい鳴き声が聞こえてくるので、人々は乳飲み子の成仏を願い、この鐘を撞くことを止めました。
以後、「撞かずの鐘」と呼ばれるようになりました。
五重塔
鎌倉時代の形式をそのままに復元したものです。
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五重塔の側には、「奇怪な話の底なし池」があります。
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展望台
五重塔の側にある階段を登ると、展望台があります。
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展望台からは五重塔を上から見ることができます。
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また、更に上へ登ると、天橋立を見ることが出来ます。
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天気も良くて、とても見晴らしが良かったです!
境内を周った後、駐車場に戻って下山しました。行きと同様、かなり急な坂道下ります。
季節によっても違った風景があるので、またいつか訪れたいです。