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パブリシティの獲得方法

久しぶりのnote更新です。

今回はパブリシティの獲得方法についてまとめました。


パブリシティとは


リリース配信やプレスイベントを行った結果、その情報がニュース掲載につながったり露出を獲得したときに、業界用語で「パブ(パブリシティ)を獲得した」といいます。

ここで使われるパブリシティは、報道、メディア露出のことだと考えてOKです。

ちなみにこれは、おそらく日系企業で使われる和製英語で、
外資企業では、media coverage(メディア・カバレッジ)と呼んでいます。

外資企業に勤めていた際は毎朝、自分の担当ブランドのmedia coverageを記録していました。

広告により、media coverageを獲得できた際には、paidと分類し、それ以外はorganicと分類していました。

日系の広報業界でいうところのパブリシティは、media coverage / organic に分類されること、と考えています。


私が外資企業に勤めていた際、PR(パブリック・リレーション)を担当する者として、media coverageの達成基準を設けていました。

在籍中は右肩上がりに伸ばし、売上高も順調に増加していきました。

プレスを担当する方には、自分の活動成果として報告したり、達成目標にしたり、何かしらの方法でパブリシティの獲得件数を増やすことを意識していただきたいと思います。

パブリシティとは?:
https://www.y-enjin.co.jp/medichoku/blog/publicity/

メディチョク

パブリシティを得るための行動


では、いったいどのようにしてパブリシティを獲得するのか?

  1. プレスリリースを配信する

    最も一般的な方法。新商品、新サービスの情報、新店舗OPEN情報などあらゆる情報を提供できます。

    以下の方法を取り入れることで、より多くの方に情報を届けていきます。
    ・プレスリリース配信サービスを利用して、広域メディアへ一斉配信する
    ・担当者からプレスリリース文書を添付したメールをメディア担当者個人メール宛に送付する
    ・企業のHPやSNSへ掲載する
    ・イベントに来場したメディアへ印刷したリリース文書をお渡しする

    過去のnoteでプレスリリースの書き方を記載しています!/
    https://note.com/yanachan_/n/nc81c41ddd06c

    私はプレスリリース文書を添付したメールをメディア担当者個人メール宛に送付したことで、以下の実績に繋げました。
    ・WEBメディアに商材が掲載された(WEBバブリシティ)
    ・新聞社からの取材依頼を受けた(プリントバブリシティ)

  2. 新商品発表イベント・PRイベントを開催する

    イベントにメディアを誘致し、その取材を通してパブリシティを狙う方法です。メディアは、自社の広報部や、キャスティング会社、PRエージェンシーを活用して誘致します。繋がりが全くないときには、各媒体のお問い合わせ欄から連絡を入れます。

    媒体から正式な取材依頼が来た際には、想定問答集(手元資料)を用意しましょう。
    自社に複数人、取材に対応する担当者がいる場合には、イベント前にスタッフブリーフィングを行い、回答内容を念入りにすり合わせます。

    私はこの方法で、以下の実績に繋げました。
    ・テレビ番組の取材 → 別番組の取材を次々に受けた(テレビバブリシティ)

  3. メディアリレーションを活用する

    日々、様々なステークホルダーとの接点の中で関係性を維持する、関係性を高めていく活動を行うことで、リリースした情報が報道につながるケースがあります。

    私はこの方法で、以下の実績に繋げました。
    ・雑誌のプレゼント企画ページで商材を取り扱ってもらえた(プレゼントバブリシティ)
    ・新店舗のOPEN情報を雑誌に掲載してもらえた(プリントパブリシティ)

    新店OPEN情報は、各商業施設から情報解禁日を指定されることが多いため、一般的にはメディア露出には細心の注意を払うべきです。

    ただし私の経験として、新店舗OPEN情報欄のある雑誌媒体の編集者に対して、事前にプレリリースを行うことで、施設の情報解禁日以降OPENまでのゴールデンタイムに発行される雑誌に掲載することができました。

想定問答集の作成方法:
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00157/00065/

日経クロストレンド


久しぶりのnoteとなりましたが、更新していない間にも、過去のnoteにいいねをくださる方がいらっしゃって、嬉しいです。


次回以降は、

・SNS運用
・インフルエンサーマーケティング
・マーケティング理解や、文章作成におすすめの文献
・クリエイティブ作成におすすめのアプリ

などを紹介予定です!


2024.11.04


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