EDIDとは
どーも、やもとです。
今回は映像のEDIDという用語について書いていきたいと思います。
1.EDIDとは
EDID(Extended Display Indentification Data)
EDIDとは映像を受信するディスプレイデバイスが映像を送信するソースデバイスに対して映像に関する情報を伝えるためのデータです。 データ形式はVESA(Video Electronics Standards Association)によって定義されています。
ややわかりづらい日本語ですよね。。。
ようは、正しく映像を映すならEDIDが正常に伝送されている必要があるということです。
映像が映らない、解像度が違うといった問題はEDIDの異常によるところが多いと思います。
※VESAとは
Video Electronics Standards Association(ビデオ エレクトロニクス スタンダーズ アソシエーション)という名前の組織で、その略称がVESAです。ディスプレイ・モニターなどのパソコンの映像インターフェースなどに関連する周辺機器の業界標準化団体です。
VESAマウント規格のほかにも、映像用のインターフェースDisplayPort規格なども策定しています。
2.EDIDとDDC
・DDCとは
EDID (拡張ディスプレイ識別データ)と呼ばれるのに対して、
DDC (表示データチャンネル)と呼ばれます。
DDC (表示データチャンネル) は、VESA によって定義された規格です。 しかし DDC はインタフェースの説明にすぎず、グラフィックアダプタカードとモニタの間で交換される真のデータは、EDID (拡張ディスプレイ識別データ) と呼ばれます。このデータ交換は、接続されたスクリーンを識別し、そのビデオ仕様を主に読み取るためのもので、最適分解能、最大分解能、ガンマ値がこのプロトコルの一部です。モニタがグラフィックアダプタカードに直接接続されている場合は、DDC 伝送に対応した接続ケーブル (VGA:ピン 12 と 15 を接続する必要あり)が必要です。
昔から使用されてきたPCケーブル(Dsubケーブル、VGAケーブルと言う方も)は15ピンが有名ですが、実は14ピンのものもあります。
DDC伝送をしっかりと行うためには、15ピンのケーブルが必須となります。
一昔前は、4:3(スクエア)の比率でPCケーブルが主流でした。
しかし現在、様々な出力端子が存在し、16:9(ワイド)がメイン解像度になり、しっかりとEDIDをとらなければプロジェクターやモニターにうまく映らないのが現状です。
・EDIDエミュレーター
確実なEDID情報を得るために便利な機材もでております。
それが「EDIDエミュレーター」です。
必要なプラグアンドプレイ通信を補い、モニターなどの表示装置に代わって信号源との間で代替通信するエミュレーターの役割です。
PCやモニターの設定をしなくても、モニター(ディスプレイ)に適切な解像度を指定しDDC伝送させる便利な機器です。
3.今回のまとめ
・EDIDとは、適切な映像を映すために必要な情報
PCで解像度を設定しても、DDC伝送がうまくいっていないと欲する解像度を得ることができない!
・現場でばたばたするなら「エミュレーター」を
とくに4:3のスクリーン、モニターを使用する場合は活躍!!
以上です。
ではまた!