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#マンガ感想文 「わたしを支えるもの すーちゃんの人生」益田ミリ
すーちゃんの父親とのエピソードのくだりで泣いてしまった。
すーちゃんシリーズは全て読んできたけれど、すーちゃんも40歳になり、
なんだか切なさが増々になってきた。
”40になっても楽しいことはある”
という台詞は、逆に楽しいことなんてないかのように思っていたということで、なんだか辛い。サワコさんが虚しさを感じていたりするのも。
サワコさんは傾聴のボランティアをはじめて、いろいろ考えたりした末に、「年をとってしまった」というネガティブな表現をやめることを宣言。すーちゃんものっかる。
ポジティブに行こう!と宣言している姿が、かえって年を重ねることのネガティブさを強調している表現になってしまっているようにも感じた。
益田ミリさんのマンガは繰り返し何度も読むことが多い。次に読んだ時にはまた感想が変わるかもしれない。すーちゃんはシリーズ化しているので、この先のすーちゃんも追っていきたい。
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