アニメ感想文「チ。ー地球の運動についてー」第3回で既に名作。
魚登さん原作マンガのアニメ化作品。第1回の放送で1話、2話を続けて放送。
天文がテーマのようで、とりあえず視聴してみたら…これは名作の予感。完走予定決定。
続いて第3話で第1部?(第1幕?)が完結した。
第3話、(異端審問官の)ノヴァクと少年ラファウの最後の会話はすごい。
ラファウは、哲学者の言葉や(地動説を教えた)フベルトが言った言葉を引用しながら、自らの選択とその理由を語るのだが、その内容に驚嘆、感動。これは作品の要となる部分だろう。
驚嘆、感動、と言葉を並べたが、この感動を何と表現したらよいのか、正直わからなかった。とにかく驚きと感動があった。
第4話は、第3話ラストから10年後。ラファウの残した「チ。」は、受け継がれていた。そしてまた、バトンが渡る2人の人物が描かれた。
第3話で主人公が退場するのは意外だったが、この作品はこうやって、「チ。」が、次の者へとバトンが渡り受け継がれていく、という形の作品なのだ、とわかった。
まだ4話なのに、今の所どの回も名言、名台詞、感動がある。‘’気づき‘’があるというか、‘’なるほど…‘’と思わされる言葉がある。どう解釈するかは各々異なるかもしれないが、考えさせられる。
なんだかうまく言い表せない感情が湧き上がるような、心を揺さぶられる作品に出会った。
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先が気になり、ネット検索、レビュー等を読んだりしているが、名言をまとめたりしてる人もいた。わかる、その気持ち。
私も第3話の名言を書き留めていた。しかも、先に述べた少年ラファウの最期の会話の中から、印象的な言葉を抜粋して記そうとしたが、削る言葉を選べなくて、結局、会話をほぼ書き起こすことになってしまった。
書き留めておきたい、‘’誰かに紹介したい‘’、‘’この感動を伝えたい‘’、そんな気持ちにさせられるのだ。
原作は完結しており、ネタバレを読んで大体の話は確認してしまったが、それでも放送が楽しみだ。
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OPテーマはサカナクション。EDテーマはヨルシカ。どちらもストーリーに合わせて映像が少し変化するという演出。映像と音楽がマッチして素晴らしい。これだけ観てもなんか伝わってくる感じ。
もう何度も1話〜4話を繰り返し視聴した。
今夜、やっと第5話が放送される。第4話から続く、ラファウが残した「チ。」が10年後受け継がれる事が描かれる話だ。
早く続きが観たい!
アニメ「チ。ー地球の運動についてー」は、NHK総合TVにて、毎週土曜日、23:45〜放送中。
<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
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