見出し画像

#ドラマ感想文「宙わたる教室」(2024)

出演・あらすじ

窪田正孝、小林虎之介、伊東蒼、ガウ、田中哲司 木村文乃、中村蒼、イッセー尾形、他
定時制高校の科学部が、学会で発表するまでを描いたヒューマンドラマ。実話を元にした小説のドラマ化。

感想

火星を再現するというテーマを選んだ科学部。アニメ作品「チ。」といい、天文にまつわる作品がかぶる今期。
天文学ってなんかロマンを感じる。

いろんな事情を背景に持つ定時制高校の生徒が、ある教師に導かれて科学部員となっていく過程の描き方がうまい。繋がりもよく、安定して楽しめる作品。
定時制高校ものにありがちなヒューマンドラマかな?と思いきや、科学部というところが新鮮で、凄く良い!
学ぶことの感動、天文というロマン、考えることに夢中になる喜びって素敵だ。
自分が中高生の頃を振り返ると、文化系の部活といえば、美術部、吹奏楽部、茶道部くらいしか思い浮かばない。
科学部、こんな部活があれば楽しかったかな…。いや、大人になった今だからこそ、楽しそう、羨ましいと感じる。年齢も性別も異なるメンバー構成なのも良い。
大人になると、なかなかこういった活動をする機会はないだろう。だからなのか、火星のクレーター再現に真剣に取り組み、夢中になる登場人物たちに共感し、気持ちが上がり、感動する。

ドラマは現在第6回まで進んだ。これから、主人公のひとりで(部員全員が各話の主役だった)、科学部を作った教師が、なぜ研究職を辞めることになったのか、定時制高校の教員になった理由、「やりたいことがある」と言っていたが、何がやりたかったのか、等々が描かれるだろう。そして、科学部の学会発表。
あと2回でどう描き、締めくくるのか。
この盛り上がりを冷まさないで、感動の最終回をむかえてほしい。
あと2回、楽しみにしている。

<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
***
<© 2024 犬のしっぽヤモリの手 この記事は著作権によって守られています>

#テレビドラマ感想文
#ドラマ
#宙わたる教室

いいなと思ったら応援しよう!