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科捜研の女 #テレビドラマ感想文

映画化を記念してだと思うが、tverで昔のシリーズが配信され視聴した。

私がこのドラマを見始めた時は、土門刑事はまだ登場しておらず、内藤剛演じる小説家からマリコがヒントを得て事件を解決するシリーズだった。
小林稔侍が演じる刑事が辞める回も見た記憶がある。
その後、新・科捜研の女というタイトルの時期があり、その頃土門刑事が登場したのだと思う。そして、いつの間にか科捜研の女に戻っていた。

土門刑事が登場した時は、今と違って荒々しく、マリコに対しても高圧的なキャラクターで違和感があった。その後少しおちついたキャラクターになり、今の形になってからが長い。
小説家のシリーズは、内藤剛が別の役を演じていたので紛らわしいせいか、再放送されないのが残念。

今回は、ファーストシーズン、その後のいくつかのシーズンの抜粋、スペシャルが配信された。
初回では、マリコは元夫をビンタしたり、自分の手柄を主張したり激しい性格だった。この初回、昔再放送で見た気がする。事件の内容は覚えていたが、細かい内容などは忘れていた。

昔のシリーズのマリコは、今とちょっと違うキャラクターではあるが、それも「若い頃だから」というので成立する。
今回配信された作品で土門刑事が最初に登場した時は、私が昔最初にみた荒々しい土門ではなく、関西弁でごほうびにマリコにあめちゃんをあげるようなキャラクターだった。新・科捜研の女の前なのか、後なのかがわからなかった。

科捜研の女は、初期の頃の作品を見るのがオススメだ。

科学の進歩が実感できる。マリコのキャラクターの変化も楽しめる。
これまでのメンバー、エピソードも見ておくと、今の作品をより一層楽しめるかもしれない。
長く続く作品なので、見たことがない人は予習として、長く見てきた人には復習として見るのも良し。

マリコや土門のキャラクターや、科捜研のメンバーは変わっても、マリコの哲学である「化学は嘘をつかない」というテーマはドラマのテーマとしてかわらず続いている。
このテーマだけはブレないことが、20年以上愛され続ける作品である理由なのかもしれない。

新シリーズが始まった。今期はどんな「科捜研の女」が見られるのか。
楽しみにしている。


<© 2021 犬のしっぽヤモリの手 この記事は著作権によって守られています>

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