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“無駄” こそ “らしさ” だ!効率を求められるほどに埋もれてしまう人間味と個性を見失いたくない。


“全てに意味を見出そうとする。”

“不要なものは排除して、効率的に。”


そんな時代だからこそ、大切にすべき “無駄” がある。



よく、こう教えてくれる大人がいる。

『お金は無駄遣いしちゃいけないよ。』


無駄とは「役に立たない」とか「意味がない」、
そういう意味なんだろうと思う。



でも、それって客観的に見た場合の話じゃないか。


「(他の人にとって)役に立たないこと」

「(他の人にとって)意味のないこと」


(他の人にとって)っていう前置きが隠れてる。



例えば . . .

お小遣いをもらうと駄菓子屋に駆けていって
食べきれないほどのお菓子を買ってくる子供。


そんな子供がいたら、ほとんどの親はきっとこう言う。

『そんな無駄遣いして!もう、お小遣いあげないよ?』



たしかに、そのお金を稼いでくれた親や
一緒に暮らしている家族からみれば、
その子供の行動は無駄なのかもしれない。


でも、お菓子を抱えて帰ってきた子供にとっては
無駄なんかじゃない。

自分の意思で、自分の欲に従ってお菓子を買い、
その心はとってもハッピーになったのだ。



僕ら大人にだって、そういう瞬間はある。

“ やらなければいけない仕事があるのに、
 昨日みんなで遊んだ時の写真を編集するのに
 夢中になってしまう。”


そんな時って、ありませんか?


見返りがなくても、保証がなくても、
後先考えずに思わずやってしまう。

または、やらずにはいられない。


そこには理由や根拠のない力が湧いてきて
やり終えた後には清々しい達成感がある。



そういう、言葉では言い表せない衝動の先には

「個性」「人間っぽさ」がある。


いつからだろう。

そういうことを許してもらえなくなったのは。


いつからだろう。

そういう自分の気持ちを押し殺すようになったのは。



「みんながやってることを一緒にやっていても
 他人に勧められたことを続けていても
 何か、どこか満たされない。」

そんな時は、自分に “無駄” を許してみよう。



− end −


最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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