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双極性障害とは?特徴と治療法を解説

こんにちは、病みサーのみんな!
病みサー公式note編集部です。

今回は、編集者も経験している「双極性障害」に焦点を当て、その特徴や治療法について解説します。ぜひ参考にしてみてね。


双極性障害ってなに?

双極性障害は、極端な気分の変動を伴う精神的疾患です。

気分が高まったり落ち込んだり、主に「躁(そう)状態」「うつ状態」の2つの異なる気分の状態が交互に現れることが特徴とされています。

躁状態

  • 高揚した気分や過度な活動意欲

  • 他人との対人関係のトラブル

  • 無計画な行動や意識の散漫さ

うつ状態

  • 気力の喪失や持続的な憂うつな気分

  • 睡眠や食欲の変動

  • 価値観の低下や無気力

双極性障害の原因は解明されていない

双極性障害の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な体質、脳内の化学物質のバランスの乱れ、ホルモンの変動、環境要因などが影響しているとされています。

✅編集者の経験です。もともと私は、重度の鬱だと診断されていました。ところが、気分の上げ下げが極端で「もしかしたら双極性障害ではないか?」と疑いはじめました。

たしかに、躁状態では誰に対してでも明るく積極的に話しかけるのですが、鬱状態になると郵便局員が訪ねて来ることさえも恐怖を感じてしまいます。この極端な症状に自分でも戸惑いを隠せません。

双極性障害1型と2型への理解と治療法

ここから双極性障害の1型と2型の違い、および治療法について解説します。

  • 双極性障害の1型

    • 躁状態が1週間以上持続するか、病院入院が必要な程度の躁状態が特徴

    • うつ状態もしばしば経験される。

  • 双極性障害の2型

    • 躁状態が明確な1型の躁とは異なり、軽躁状態(hypomania)として現れる。

    • 重度のうつ状態を経験する。

簡単にイメージすると、強い躁エピソードがあると1型かな?
鬱状態が長く、軽躁エピソードがあると2型かな?という感じですが、医師、専門家でさえ診断が難しいので症状があると思ったら直ちに医師、専門家に相談しましょう。うつ病双極性2型は症状がかなり酷似しているのでより診断が難しいです。ADHDも入るともう何がなにやら‥‥

双極性障害の治療法はある?

双極性障害の治療には薬物療法心理療法生活習慣の改善などがあり、個人の症状や状態に応じて適切な方法を選択します。

気分安定剤

💊リチウム 最も一般的に使用される気分安定剤。躁とうつの双方の症状を抑える効果があります。血中濃度のモニタリングが必要。
💊抗てんかん薬(例:バルプロ酸、カルバマゼピン):躁症状をコントロールする効果があります。
💊ラモトリギン(ラミクタール):もともとはてんかんの治療薬として開発されましたが、双極性障害のうつ状態の予防や治療にも効果が認められています。一部の人に重篤な皮膚の副作用を引き起こす可能性があるため、継続的な皮膚のチェックが必要です。

✅編集者の経験です。ラモトリギンは双極性障害のうつに効くとされ、実際に服薬中は調子も良かったのですが、薬疹という皮膚の副作用が出てしまい断念した過去があります。また、バルプロ酸は躁状態など、激しい感情をコントロールしてくれるので、パーソナリティ障害にも使われる場合があります。

抗精神病薬

💊オランザピン、リスペリドン、クエチアピンなど:躁症状をコントロールするのに有効で、うつ症状にも効果を示すものがあります。
💊ラツーダ(Lurasidone):双極性障害や統合失調症の治療に使用される新世代の抗精神病薬です。ドーパミンD2受容体とセロトニン5-HT2A受容体への部分的なアゴニストとして作用し、躁状態やうつ状態の症状を緩和します。特にうつ状態へ効くとされていたはずです。

抗うつ薬

  • うつ状態の治療に使用。ただし、単独での使用は躁症状を誘発するリスクがあるため、気分安定剤と併用することが多い。

ベンゾジアゼピン系薬

  • 睡眠障害や不安症状のコントロールに使用。短期間の使用が推奨されています。

心理療法

  • 認知行動療法:ネガティブな思考や行動のパターンを改善する。

  • インターパーソナル療法:人間関係の問題を対象とする。

  • 家族療法:家族全体の対応やサポートの改善を目指す。

認知行動療法のやり方はこちらの記事を参考にしてください!

生活習慣の改善

  • 規則正しい生活

  • ストレス管理

  • アルコールや薬物の摂取を避ける

病院入院

極端な躁やうつの症状がある場合や、自傷行為のリスクがある場合には、短期間の入院が必要となることもあります。

まとめ

双極性障害は複雑な疾患であり、治療法に関しても細かい対応が求められます。また、周囲の理解やサポートが非常に重要です。

もし症状を感じた場合は、医師や専門家の意見を求めることを強くおすすめします。

病みサーには、双極性障害について語る場を設けています。ぜひ、あなたの経験や感情について共有し合いましょう!


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医療アドバイスではありません。治療法や薬物に関する決定は、医療専門家と相談し、個々のニーズに基づいて行うようお願いします。

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