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誰でもできる!IT講師が教える伝わる話し方の基本

はじめに

IT講師として講義やプレゼンを行う中で、私も「どうすればわかりやすく伝えられるか」「話すのが苦手な人がどうしたら自信を持って話せるか」というテーマと向き合ってきました。技術的な内容を扱うことが多いため、専門用語を平易な言葉に置き換え、理解しやすく伝える工夫が欠かせません。こうした経験から、どんな方でもプレゼンがしやすくなる話し方のポイントをお伝えします。


1. 自分の話をシンプルにまとめる

プレゼンや講義で最初に意識したいのは「シンプルに伝えること」です。専門的な話ほど簡単な表現で要点を絞ることで、聞き手の理解度が上がります。IT講師として、たとえば「アルゴリズム」といった専門用語を教える際は、「アルゴリズムは料理レシピのようなものです」と例えながら説明しています。こうすることで受講生は「手順が必要なプロセス」をイメージしやすくなります。

また、専門用語を完全に避けるのではなく、平易な言葉で説明を加えると、受講生も自然に専門用語に慣れることができます。最初は複雑に感じる専門用語も、繰り返し使いながら説明を加えていくと、相手も覚えやすくなり、言葉に対するハードルも下がります。

2. 例え話を使って説明する

プレゼンが苦手な方にとって、複雑な概念をわかりやすく伝えるのは悩みどころです。そんな時は「例え話」が効果的です。たとえば、プログラムの基本構造を教える際に「プログラムは、調理手順をまとめたレシピのようなものです。順番通りに実行すれば結果が出る」と伝えると、初心者でもスムーズに理解してもらえます。例え話は理解を助けるだけでなく、興味を引き、話に引き込む効果もあります。

3. リズムよく話すための準備をする

プレゼンで「話すリズム」は、聞き手の集中を保つために重要です。私の場合、要点を話すときは少しゆっくりと、次の話題に移るときには間を取るよう心がけています。このリズムを意識するだけで、聞き手は内容の流れをつかみやすくなり、集中力が持続しやすくなります。

新しい受講生に「IT基礎」を教える際、リズムを工夫して話すと「聞き取りやすく理解が深まった」とのフィードバックをもらった経験があります。プレゼンが苦手な方も、話し方のテンポを練習するだけで、伝わり方がぐんと改善されます。

4. 聞き手との「目線の高さ」を意識する

話すときに聞き手と目線を合わせることで、親しみやすさが生まれ、自然と緊張が和らぎます。特に重要なポイントでは、相手の目を見て話すと強調され、聞き手も内容に集中しやすくなります。私もプレゼンの際、受講生の反応を見ながら話すように心がけています。これにより受講生との距離が縮まり、会話のように自然なやり取りができます。

5. ChatGPTで練習を重ねる

一人でプレゼンの練習をするのが難しいと感じる方も多いかもしれません。そのような場合、私はChatGPTを練習相手として活用しています。AIに「次の内容をプレゼンしてみます」と話しかけて、話の流れや伝わりやすさについてのフィードバックをもらいます。たとえば、「プログラムの構造を説明する際に具体例があるとわかりやすい」といったアドバイスが得られるため、プレゼンの内容を改善できます。

一人で練習することに不安を感じる方も、ChatGPTを「聞き手」として活用すれば、AIとのキャッチボールを通じて自信を深められます。

6. 質問を活用して聞き手の反応を引き出す

話を一方的に進めるのではなく、聞き手に質問を投げかけることで、内容への関心が高まります。講義でも「ここまででわからない部分はありますか?」と質問することで、理解度を確認し、会話のキャッチボールが生まれます。プレゼンが苦手な方も質問を挟むことで緊張がほぐれ、聞き手の反応を見ながら話す余裕ができ、双方向のコミュニケーションが可能になります。

7. 専門用語をかみ砕いて説明する

技術的な内容を扱うプレゼンでは、専門用語に平易な言葉を添えて説明すると伝わりやすくなります。たとえば、「アルゴリズム」という専門用語を説明する際、いきなり使うのではなく「アルゴリズムとは、コンピュータが理解できる手順のことです。いわば料理レシピのように、順序立てて指示を出すものです」と伝えることで、受講生も理解しやすくなります。

IT講師としても、専門用語は使い慣れていくものだと感じますが、初めて聞く人にとっては一度で覚えるのは難しいものです。ですので、専門用語と平易な説明をセットにして繰り返すことで、自然に覚えてもらう工夫をしています。

8. 失敗を恐れずにチャレンジする

プレゼンや講義のスキルは、経験を重ねることで自然と身についていくものです。私もIT講師としての初期には失敗も多く、緊張で早口になってしまったこともありましたが、失敗を重ねるごとに改善できるポイントが見えてきました。プレゼンが苦手な方も、場数を踏むことで少しずつ話し方が自分のものになってきます。

たとえば、内容を繰り返し練習し、フィードバックを受けて改善するというサイクルを大切にしています。話し方は経験の積み重ねによって磨かれていくため、まずは失敗を恐れずに挑戦することが大切です。


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ハッシュタグ

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