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忙しい人のための晴明伝奇

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『晴明伝奇』全50話の内容を1話につき950~1000字で紹介します。
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#恋愛小説

忙しい人のための『晴明伝奇』#25 天寿を操る秘術

全編はこちら↓ ▶時期:康保四年(967) 晴明は眼前の鈴が鳴り響いている理由がわからず困…

清甜銀雪
1か月前

忙しい人のための『晴明伝奇』#24 妖魔を捉える鈴

全編はこちら↓ ▶時期:康保元年(964)― 康保四年(967) 仙狐登用試験の看板を目にした…

清甜銀雪
1か月前

忙しい人のための『晴明伝奇』#23 耀を蔵する者

全編はこちら↓ ▶時期:康保元年(964) 難波浦に到着した晴明は保憲の海若祭を手伝った後…

清甜銀雪
1か月前
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忙しい人のための『晴明伝奇』#22 新しい家

全編はこちら↓ ▶時期:応和元年(961)― 康保元年(964) 碧霞元君は耳飾りが片方しかな…

清甜銀雪
1か月前

『晴明伝奇』第7話 雨乞いの儀式

▶時期:天慶六年(943) 賀茂保憲の主人になる藤原師尹は、藤原忠平の息子たちのなかでも特…

清甜銀雪
3か月前

『晴明伝奇』第8話 遥かなる夢

▶時期:天慶六年(943)― 天慶八年(945) 晴明は、自分が未だ越えられずにいた男女の境界…

清甜銀雪
3か月前

『晴明伝奇』第9話 秘めた想い

▶時期:天慶八年(945)― 天暦元年(947) 二人だけの秘密を共有してから、晴明と梨花の絆はより一層深まった。一度顔を見てしまった以上、二人きりの時は顔を隠す必要はなくなったが、長らく顔を見せないで晴明と接してきた梨花は、いざ顔を露わにして向き合ってみるとどうしたらいいかわからなくなった。梨花が恥ずかしそうに俯きがちになって接してくる様子は、晴明をたまらなく愛おしい気持ちにさせた。 新嘗祭の時期、梨花は藤原忠平から五節の舞姫になることを勧められた。賀茂家の役に立つよい

『晴明伝奇』第10話 泰山府君の法

▶時期:天暦元年(947) 疱瘡を患った梨花は隔離され、孤独な日々を送っていた。晴明は、心…

清甜銀雪
3か月前

『晴明伝奇』第11話 蛍雪の功

▶時期:天暦元年(947)― 天暦二年(948) 梨花は、白雪が晴明の初恋の相手であると同時に…

清甜銀雪
2か月前
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忙しい人のための『晴明伝奇』第12話 まろびあう露

▶時期:天暦三年(949)― 天暦四年(950) 梨花は泰山府君の存在を知ってから時々見る夢の…

清甜銀雪
2か月前

忙しい人のための『晴明伝奇』第13話 泡沫の逢瀬

▶時期:天暦四年(950) 七夕の夜に心を通わせてから、晴明は密かに梨花の寝所を訪れ、夜が…

清甜銀雪
2か月前

忙しい人のための『晴明伝奇』第14話 隠れ陰陽師

▶時期:天暦四年(950)― 天暦五年(951) 晴明たちは害虫駆除の祭祀を修するために播磨国…

清甜銀雪
2か月前

忙しい人のための『晴明伝奇』第17話 去りゆく春

全編はこちら↓ ▶時期:天徳四年(960) 白虹が太陽を貫いてから、天変が頻りに起こるよう…

清甜銀雪
1か月前

忙しい人のための『晴明伝奇』#18 迫り来る足音

全編はこちら↓ ▶時期:天徳四年(960) 賀茂忠行が亡くなってから程なくして、藤原師輔もまた疫病によって命を落とした。村上天皇の寵愛を受けている中宮藤原安子の父の死は朝廷に大きな衝撃を与えた。陰陽寮では天変が鎮まったことを受けて、数々の天象は貴人の喪事を示していたのだと噂された。 都に降り立った炳霊帝君は白雪の居処を捜そうとするが、手がかりが少なく辿り着くことができない。夜更けの暗闇の中、都を彷徨っている炳霊の頭から生えている神龍の角を目撃した貴族の男は彼を鬼だと思い