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6日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(ホセ・ムヒカ元大統領に会いに行った編)

新婚旅行で南極に行った記録です。

南極ツアーが始まる数日のあいだのアルゼンチンとウルグアイ観光を観光。南極がメインディッシュの旅行ですが、それに負けないくらいアルゼンチンとウルグアイ観光も、一生に一度の思い出にのこる経験になりました。

前回の記事はこちら。

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昨日レンタカーを予約していたはずがConfirmされてなくて、結局その場で飛び入りで入ったレンタカー屋さんで車を借りた。運転開始して早々5分で、一時停止無視で違反切符を切られた。コロニアルはモンテビデオより違反切符の違反金が安いんだよと慰められたが、警察官はその違反金の金額を管理していないらしくて、レンタカー屋さんに帰るまでその値段は分からなかった。

海外のレンタカーは交通ルールに注意。絶対に。

まずはCOLONIALサインのある街の離れた川の岸辺へ。ここでは週末をのんびり過ごしにきている地元民であろう人がたくさんいた。車を止めてトランクを開けて、うしろから椅子を取り出して座ってのんびりしている。ウルグアイもそうだけれど、ヨーロッパの文化の影響を受けている地域は、何をするわけでもない時間の使い方が上手だと思う。概して、わたしをふくめアジア人はせかせかしてしまいがちだ。それでもわたしは大人になったから、なにもしない時間を楽しむこともある程度覚えたけどね。

なにもない、なにもしない贅沢。

コロニアの近くにはこれといって見るものがないから、グーグルマップで見つけたなんでもないけれども立ち寄ってもよさそうなスポットを順番に巡った。まずは長い桟橋。そのつぎはエンピツミュージアム。このミュージアムは世界各国のエンピツをコレクションしている施設ミュージアムでギネス記録も保持していて、狂気の沙汰とも言える収集癖だった。折り紙博物館もあるし、このウルグアイという国は気取らないけれど個人の好きなものがミュージアムとして観光スポットになっている。好きな表現が自由にできて認められやすい文化があるのかなと勝手に推測した。

左右の棚に並ぶのはぜんぶ鉛筆。そのまた向こうの部屋にも続きが。

モンテビデオに向かう途中にあった小さな街で現金ドルを下ろした。こちらは1回あたりの上限なく手数料も3ドルと安価だったのでお得だった。やっぱりコロニアはアルゼンチンからドルを求める人が来るから、現金が尽きないように上限を設けられているし、手数料も足元を見られている。

高速道路の入り口。

高速道路は仕組みが分からなくてしばらく立ち往生していたけれど、ボンネットに貼られていたシールで通ることができた。行くところがなかったから、これもまたグーグルマップでみつけたホセ・ムヒカ元大統領の家に行くことにした(なんでグーグルマップに記載されて観光名所になっているのか、なぜ実際に大統領に会えたレビューがあるなど、ツッコミどころは多い)。ムヒカ元大統領の家はモンテビデオ郊外にあると聞いていたが、ハイウェイを降りてすぐのところ、舗装もされていない道路を通って、周りは畑に囲まれていてというふうに、本気で本気の郊外だった。
家の前には世話人がいて、いまムヒカ大統領は来客を受け入れていないと言った。そりゃそうだよねー。今日はW杯ウルグアイ戦で、ムヒカ元大統領も観戦しているとのこと。横にムヒカ元大統領がつくった農業学校があるからそちらは撮影OKということで、記念撮影をして帰ることにした。

ムヒカ元大統領がつくった農業学校。イラストが可愛い。

ウルグアイをドライブしてわかったことは、国土の90%が農地だと言われていて、たしかにどこまで走っても走っても農地が広がっているということ。実際に走ってみて目で見て体感できることがある。起伏はあるけれども景色はどこかしら北海道に似ていた。あと面白かったのが速度制限で、街の近くを通ると60キロとか40キロに急に下がって、また街を抜けると90キロになったりと、速度制限の変化が細かくて大きかった。あとたぶん高速道路というシステムではなくて、街と街の関所みたいなところで料金が生じるシステムらしい。

こういう景色が永遠と続く。ずっとその先も。

レンタカーは1日レンタルしかなかったので返却時間ギリギリまで粘り待ってもらった。給油したらガソリン代がびっくりするくらい高くて、結局レンタカー代と同じかそれ以上になった。さらに違反チケット代は約3万円になって、予定していたよりもだいぶお高いドライブになってしまった。しかもこのときに360°カメラを忘れて、アルゼンチンに戻ってから連絡をもらって気が付くのだけれど、この時はまだ知る由もない。滅多にできない経験ができたけれど、金銭的には踏んだり蹴ったりのドライブだった。慣れない国の道だったのに対人対物事故をしなかっただけ良かったと思うことにして自分を慰めよう。

ガソリンスタンドで人が画面に食い入るように見ているなと思ったら、ウルグアイのW杯の試合観戦だった。大きなスクリーンの前にプラスチックの椅子を並べて、即席の観覧会場になっていた。惜しいシュートを決めると本気で悔しがって、勝利が確定したときは国家を歌ったり椅子を持ち上げたりタオルを回したり、クラクションを鳴らしたりボンネットを叩いたり大フィーバーだった。お隣の国だけれど、ここにはアルゼンチン人がいっぱいいるんだろう。

ガソリンスタンドが即席のライブビューイング会場に。
ゴール前のボールに一喜一憂。

晩御飯を食べに行こうとしたら雷に大雨。ホテルの前にあるバーベキュー屋さんでお肉をたべた。高いドライブに凹んでいてあまり元気が出なかったけれど、美味しいお肉を食べたいと夫が言うその願いを叶えたかった。でもわたしがあまり元気なかったから夫もあまり元気がなさそうで、どうにか美味しいお肉をたべて少し気分が持ち直した。食べ終わったときも外は大嵐だった。明日の朝のフェリーだから、それまでには嵐が治ってますようにと願った。

ウルグアイの伝統料理。凹んでいても肉は美味しい。


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まだ南極に辿りつかんのかい!というツッコミが聞こえてきそうですが、本人もそう思ってます。笑
繁忙期が過ぎ心身整ったので、更新のペースアップしていくぞ〜、おー!!

具体的な南極旅行の手配、予算、時期、クルーズ船の選びかたなどのノウハウは、現在執筆中。

バイリンガル夫婦が本気でググりまくった結果、日本で一番、南極クルーズ船選びに詳しくなりました。乞うご期待。

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