7日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(ウルグアイ編)
新婚旅行で南極に行った記録です。
南極ツアーが始まる数日のあいだのアルゼンチンとウルグアイ観光を観光。南極がメインの旅行ですが、それに負けないくらいアルゼンチンとウルグアイ観光も、一生に一度の思い出にのこる経験になりました。
前回の記事はこちら。
今回は、ウルグアイの街歩きです。
ウルグアイといえば、世界一貧しい大統領として有名なホセ・ムヒカ元大統領の国。それ以外のイメージは何もないまま上陸した私たちですが、ウルグアイで何かを見つけることができるのでしょうか?
それでは本編です!
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旧市街地を歩いた日。ホテルで朝食をとったあとに、昨日は行かなかった方向、旧市街地の中心地へと向かう。アイコニックな城下町の入り口となる門の前にあるお土産屋さんで、赤字に白の小さな水玉模様で丈の短いワイシャツを買った。中古衣服の販売で、250ウルグアイペソのところを200ウルグアイペソに値引きしてもらった。お店の人とコミュニケーションが取れたのが嬉しいし、なにより服がラテンでレトロでとても気に入った。イグアスで買ったショートパンツに合わせるとお洒落なラティーナっぽい。さっそく着替えて今日はこの服で散策することに。
お決まりの観光スポットの、ため息通りで写真を撮る。この通りはポルトガル植民地時代の影響をうけた建築様式で、真ん中に雨水が通るように凹んだ作りになっている。ここの電灯は中世のろうそくの明かりを再現しているらしく、夜もここを通ろうと決めた。
灯台が見えたのでそちらのほうに向かって歩くと、広場があって、そこでアーティストが作品を売っていた。そのなかのひとつのカラフルな色使いの絵画がわたしは気に入って立ち止まり、どれかの作品を買おうと選んでいた。彼女はウルグアイに住むアルゼンチン人で、東日本大震災のときには日本のために絵を描いたらしい。彼女のカタコトの英語とわたしのカタコトのスペイン語でコミュニケーションをとった。私は彼女の絵をひとつ選んで買ったハネムーンなんだと伝えると、ウルグアイ国旗のマグネットをサービスでくれた。
お昼寝してから町へ出て、おりがみ博物館へ。南北アメリカでなんとここだけらしい。エントランスに「折り紙とは日本語で紙を折ることなんだよ」とスペイン語で説明があった。世界の反対側のウルグアイにある小さな町でこの博物館を見つけたことに感激。
海辺あらため川岸を散歩。ぱっと見は海に見えるんだけれど、夫が水を手にとって舐めると「しょっぱくない!」と感動していたから、これは川で間違いない(良い子は絶対に真似しちゃだめ)。
波の満ち引きがないから海岸とはまた違った、見慣れない地形をしていて面白い。波の侵食も川の流れの侵食もないからか、岸辺の形はとても入り組んでいて、それでいて川面と岸辺の高低差が一定で全体的に低い。そして一面が芝生のような草で覆われている。
大きなキャンピングカーが止まっていて、これで旅をできたら楽しいだろうなと思った。これほど大きな車を動かすのは大変だろうけれど、こんな絶景が庭になるなんてとても贅沢だ。いつか会社員を引退したら一度はやってみたいな、なんて思う。メンテナンスもガソリン代も運転も大変そうだけど。
夕日もゆっくりと落ちてきたので、お目当てのカタツムリマークのカフェに行った。ここには看板猫が二匹いて、壁のポスターにも “KEEP CALM and LOVE CAT” とあった。こういうの大好き最高。ちなみにこの世界中でパロディされているフレーズの元ネタはイギリスが戦争に突入するときに市民が慌てふためかないように皇室が出したメッセージ ”KEEP CALM and CARRY ON (慌てずに普段通りに)” らしい。
芝生のある庭の雰囲気は最高。ラプラタ川沿いのスイーツ「アルファフォル」を食べた。店員さんはこの町で育ったらしくて、このスイーツは特別なものだよと教えてくれた。小さなこの町はみんながお互いに知っていて距離が近いのがいいと言っていた。19時の閉店時間になっても陽が沈まなくて、私たちが最後の客になるまでのんびり過ごした。
そのあと街の夕日スポットで夕日を眺めたあとは、ため息通りで電灯のついた景色を眺め、まだ時差ぼけを引きずっているので早々に寝た。
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具体的な南極旅行の手配、予算、時期、クルーズ船の選びかたなどのノウハウは、現在執筆中。ひととおりの日記を投稿したあと、公開予定。
(本気でリサーチしまくった結果、日本で一番、南極クルーズ船選びに詳しくなりました。船のスペックから代理店からスプシにまとめあげた一大傑作。乞うご期待。)
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