
銀行が求める人材とは??続き
前回の記事の続きとなります。
前回記事はコチラからお願いします。
チャレンジが出来る人材っていう言葉、凄い響き良いですよね。
加えて、意欲がある!!なんて言われたら、僕が人事だったら絶対採用する人材ですね。ですが、ココは銀行。古い体質なんです。そこが問題なんです。ここからは個人的な見解を多く含むので、現役の銀行員の方の中には、「そこまで酷くないぞ」「個人的見解にしても言い過ぎでは」「やまよみの銀行、ちょっとヤバいぞ」とか思われるかもしれません。
あくまで個人的見解なので、軽い気持ちで読んで頂ければ幸いです。
意欲があるは本当に必要だと思います。
「意欲」とは、”積極的に行おうとする心”とあります。
銀行営業には様々な営業項目があります。
会社への融資(事業性融資)、住宅ローン、預金集め、投資信託、カード、ビジネスマッチング等々、、、特に新しい商品や新たに提携した業者とかあれば、他の業務より優先してやるイベントの発生です。
ホント意欲がないと銀行の営業なんて出来ません。
また中小企業の経営者も意欲に溢れる方が多いので、銀行担当者は比較的意欲のある人の方が好かれる傾向にあります。
チャレンジ出来る人材、これは若干の危険があります。
チャレンジは必要です。ですが、根が真面目で正義感が強いチャレンジマンはもしかしたら危険?かも。
冒頭にも記載しましたが、銀行とは古い体質、前例踏襲、変わる事を嫌悪する組織です。「えっ、これ止めたらいいのに」「無駄やな」「どうしてこれをする必要があるの」というWhy??が結構あります。
こういったWhyを是正するチャレンジマンが本部に行った時に壁にぶち当たるようです。
本部業務に起案があります。新しくする事、変更する事といった内容を起案し、その案を通すわけですが、これがなかなか、、、
・起案する→・検討する→・可決or否決、ザックリ過ぎますがこんな感じですか。
本部の方は起案しないと、「アイツ仕事してるんか?」みたいな空気感が出るらしく(※僕は本部経験がないので、本部で働いている人から聞いた話です)、とりあえず起案します。
起案されたものについて、検討するわけですが、その検討会議で可決される可能性は少ないようです。起案されたものについて、導入した際のメリット・デメリット、コスト、法律的に問題ないかといった内容が議論されるようです。メリットの中には、時間短縮による人件費削減とかそういった内容も含まれます。
検討会にはそれぞれのセクションのそれなりに偉い人が出てきてあーだこーだ言うみたいです。そのあーだこーだをクリアしないと可決となりません。あーだこーださん達は、起案されたものについて潰す事を生き甲斐としている人もおり、性格悪い人が多いという噂。根暗。
チャレンジャーは本気の起案した時にこいつ等とバトルをします。中々、勝てません。そしていつしか、起案する事が嫌になっています。誰がどう考えてもあってもなかっても別にみたいな無難な起案だけをするようになり、そしてチャレンジマンはいつしか本部の有象無象の中に埋もれていきましたとさ。って話がよくあるようです。
個人的見解を多く書きましたが、チャレンジする意欲ある人材は必要です。ただし、頑張り過ぎて、理想が強すぎれば、理想と現実の差で精神が壊れてしまう人もいるみたいなので、そこそこでお願いします。
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