SakuraとMeryと再度カスタマイズしてみた(テキストエディタです)



上からMery、K2、Sakuraの各テキストエディタ

「K2エディタが最高!」と言っていたクセに、性懲りもなくSakuraとMery、ふたつの有名なテキストエディタに未練を残しています。それでSakuraとMeryを、再度カスタマイズしてみました。

K2エディタでできて、SakuraとMeryにできなかったことを改めて書き出してみます。

(1)シフト+エンターで、指定文字数での改行と整形
(2)ダイヤモンドカーソル的なカーソル移動(Meryではできなかった)

(1)については、マクロと組み合わせる、指定文字数で折り返し表示させる&折り返しに改行を入れてコピーする機能を使うなどの対応策がありましたが……。

いずれもK2エディタでのシフト+エンターで整形というシンプルな操作性を凌ぐことはできませんでした。
この機能は、諦めるよりなさそうです。

(2)については、Meryのキーカスタマイズメニューにカーソル移動がありませんでした。Sakuraエディタにはありましたけどね。
このカーソル移動をショートカットキー割付できないのが、Meryエディタを諦めた最大の理由なのですが、ネットで検索してみたら、マクロを割り当てるという方法を見つけました。なるほど、マクロがあったか!

マクロと言っても、実際の操作をマクロとして記録して名前を付けて保存。それをキーカスタマイズのマクロで、好みのショートカットキーを割り付けてやるだけです。

まずは以下のマクロを作って登録してみました。
それぞれ、カーソル移動します
・move-up.js  一行上へ (Ctrl+E)
・move-down.js 一行下へ (Ctrl+D)
・move-left.js 一文字左へ(Ctrl+W)
・move-right.js 一文字右へ(Ctrl+R)
・move-top.js  行頭へ  (Ctrl+[)
・move-end.js  行末へ  (Ctrl+])

これで、K2エディタやSakuraエディタと同じようなカーソル移動を、Meryエディタで実現できました。

そして今度は、K2エディタにはなくて、SakuraやMeryにはある便利な機能に惹かれています。

ひとつは編集中のテキストでフォントサイズを変更するショートカットキーが使える機能。いちいち、フォントサイズの設定画面を開くことなく、ズームで拡大縮小するようにフォントサイズを変えられるのは、思った以上に便利です。

何しろ頽齢の身にあっては老眼で小さい文字が見えにくいのは仕方ありません。対策として、大きめのフォントで表示して電子作文に励んでいますが、前後関係が確認しにくくなることもしばしばです。
そこで文章全体を俯瞰するのに、ズームアウトするようにフォントサイズを小さくするのですが、ショートカットキーでできると非常に便利!

そしてもうひとつは、アウトライン機能です。少し長い物語を書くときはアウトラインプロッサを使っているのですが、最初からテキストエディで書けば、もっとスムーズなのかどうか。

こうなってくると、K2エディタよりもSakuraやMeryのほうが使い勝手がよくなってきます。タブに対応しているという点では、SakuraよりもMeryに軍配があがるかな。

通常はMeryで電子作文をして、童話や児童文学作品の原稿執筆など、指定文字数での桁折整形が必要な場合はK2エディタで行う、というやり方でもいいのかもしれません。

試してみる価値はありそうです。

と、ここまで書いていて、何気なくSakuraエディタについて検索していたら、Sakuraエディタもちゃんとタブに対応していました。共通設定でタブを有効してしてやれば、ひとつのSakuraエディタで複数のテキストファイルを編集できました。

こうなると、どっちを試していいのかわからなくなりますが。マクロを作らなくても、カーソル移動をショートカットキー割付ができるSakuraエディタのほうが、だいぶ有利なところです。