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【整体の極意①】ごしんじょう療法に至るまで(インタビュー書き起こし)
この記事は、2023年に行った、東広島の整体院「笑凛庵」さんへのインタビュー動画を文字に起こしたものです。インタビューをするに至った経緯は、⇩下の記事にまとめてあるので、そちらも是非(^_^)
みなさまのご参考になれば幸いです。(やまのうえのきのこ🍄)
※ 上の動画を元に、修正・補足をして、インタビューを書き起こししています。(笑凛庵さんからOKを頂いています)
※ 整体院「笑凛庵」の院長、笑凛さんのことを、以下「笑凛」(敬称略)と表記し、インタビュアーのことを「きのこ」と表記いたします。
~ごしんじょう療法と出会ったきっかけ~
笑凛:では、今日はよろしくお願いします。
きのこ:よろしくお願いします。
きのこ:整体は何年くらいやっておられるのですか?
笑凛:ここで17年。2006年からなので。(※インタビューは2023年に行いました)
きのこ:長いですね。
笑凛:よく潰れなかったですよ。最初は潰れるかと思いましたけどね(笑)誰も来ませんから(笑) 今は、ちょうどいいくらい(お客さんが)来てくれていますね。
きのこ:どのくらいから軌道に乗り始めたんですか?
笑凛:そうですね、半年くらいしてから、ちょこちょこ、来てくれた感じですね。でも、全然、良くなりも何もしないんですよ。やり始めって、いちばん下手だし、自信も何もないので。
きのこ:ほう。最初はそんな感じだったのですね。
笑凛:そうなんですよ。だから、あちこち、色んな所に(整体を)習いに行ったりとか、いい先生がいたら習いに行ったりとか。
きのこ:それで、もしかして、金の棒の施術(ごしんじょう療法)を知ったのですか?
笑凛:そうそう! そうなんですけど、その前に、母が体調を崩しまして。母がね、半身不随になっているのに、病院に行かないという、とんでもない事態が起きまして。家の中に、病名が不明の半身不随の母がいる、という。
きのこ:ふつう、半身不随になったら病院に行きませんか?
笑凛:そうそう。なのに、(病院ぎらいのため)半身不随のままでいるっていう、ありえない状況になりまして。それで、僕はもうここで整体院をやっていたんですけど、これは何か、病院以外で、治す人や方法を見つけなければいけない、という事態になりまして。
色々と本を読んでいたら、――よく「リウマチが治りました」とかの闘病記が本になったやつとかあるじゃないですか、それを読んでいたら、金の棒(ごしんじょう)が出てきて、効くのかなあと思ったので、わざわざ会いに行ったんです。
きのこ:金の棒の施術者に?
笑凛:そうそう。(金の棒を見せてもらって)これが、そうか、と。値段を聞いたら、百何万くらい(※当時の価格)するっていうから、さすがに高いなあと思って。
その先生は、京都の先生に施術を教えてもらったと言っていたから、そこに行ってみて、施術も受けてみたんですけど、楽にはなったんですけど、僕はもともと元気だから、ちょっとくらい楽になったからって、別にびっくりしないよね。でも、これが効くのかな~と思って、(広島に)帰りましてね。
きのこ:お母さんは、梃子でも動かないから(治療を受けに遠方には行かない)。
笑凛:そうそう。そろそろ介護用のベッドでも買わなきゃいけないかな、みたいなね。
それで今度は、また、皮膚の病気の本を読んでいて、そうしたらたまたま金の棒の話が出てきたんですよ! それで、このタイミングでまた金の棒の話が出てくるなんて、尋常じゃないなと感じまして、やっぱり買わなきゃいけないかな、と思って。まあ、金だから、売ればいくらかにはなるから、全額損にはならないなと思って、ひとつ買ってみようということで(金の棒の施術を)始めました。
そうしたらね、たまたま母が良くなってね。
きのこ:半身不随がですか?
笑凛:そうなんですよ! でも、たまたまかな~と思ってね。たしかに結果は良くなったけど、何のおかげかは分からないですよね。
きのこ:(半身不随が)良くなった、とは、どのくらい良くなったのですか?
笑凛:つまり、自分で(まっすぐに)自立できないのが、できるようになって。文字も、書けるようになったんですよ。半身不随だったら、手も動かないんですけどね。半身不随って、自分でまっすぐ座っていられないんですよ。だんだん身体が傾いて、片方に倒れてしまう。身体の両方がしっかりしていないと、自分でじっとしている(姿勢を保つ)というのができないんですよ。
それができるようになって、言葉も、よく聞き取れない感じだったのが、はっきり喋れるようになって。
まあ、何のおかげかは、ちょっと、わからないんですけどね。
~金の棒の施術を、お客さんにも…~
きのこ:たまたま金の棒を使ってみたら、改善した、ということですね。
笑凛:そう。まあ、なんのおかげでも、結果が欲しかっただけだから、別にいいんですけどね。(母の半身不随がよくなれば。)
だから、お店でもそんなに(金の棒を)使うことも無くてね。
きのこ:いきなり金の棒を使い始めたら、あやしいですもんね(笑)
笑凛:そうそう(笑)「先生、急に何にハマってしまったの?」ってね、お客さんが減っても困りますから(笑)だから、(金の棒は)引き出しにしまっておいて。(今までどおりの施術を)やっていたんですけど。
でも、まあ、そのうちに金の棒を使ってみたいな、という思いも、ちょこちょこ湧いてきて、まあ、葛藤するんですよ。あー使いたいなー、でもなーって。
それで、頭の方だけ、ちょっと、ツボ押しときますね~みたいな感じで…。あやしくない程度に(笑)やってみようかなと、施術に使い始めたら、「それ、頭しかやらないんですか?」って(お客さんに)言われて、「いや、全部やるけど、ちょっとあやしいかなと思って、頭だけにしているんだけど…」って答えて(笑)
でも、「いいから、やってみてください」って言われたから、それじゃあやってみようかと思って、やってみると、「先生、次から金の棒でやってください。楽になりました!」って(お客さんが)言うから。(あ、金の棒は本当に効くのかな? と思い始めて…。)
でも、そんなにすごい難病が治ったわけではないのよ。ちょっと楽になった、普段よりは楽になった、ってことなので、そこまでびっくりすることではないかな、って。それで、それをずっと続けていたんですけど。頭だけちょこっと(金の棒で)やる、みたいな。
でも、ある日、腰痛のひどい人が来て。もう歩けないレベルの。さすがにこれが治ったら、(金の棒を)信じるかな~と思って。その人は初めてのお客さんだったから、昔どんな施術をしていたか知らないから、最初から(金の棒を使ったら)怪しまれないでしょう?
きのこ:しれっと、金の棒を出して。
笑凛:そう、しれっとね(笑) で、駄目だったら、いつもの施術に戻そう、と思ってね。
で、ドキドキしながらやってみたら、シュポーン! ってね、良くなったんですよ。「おおーっ!」って思って。
きのこ:もう、立って歩けるくらいに?
笑凛:そうそう。「あっ、これは…(効くんだ)!」ってね。(お客さんの前で)驚く顔はできなかったけど(笑) (良くなって)当たり前という顔をしていましたけどね(笑)
それで、(金の棒の施術は)痛いのにも効くんだな、ってね。まあ、いろんな病気に効くっていう噂だったからね。
きのこ:皮膚の病気も治った、とか。
笑凛:そうそう。それで、アトピーみたいなお客さんもいたから、「これ(金の棒)、効かないかもしれないけど、効くっていう噂があるから、やってみる?」って言って。「別に、今回は料金要らないから、モニターになってよ」って。「最悪、治らないだけだから(笑)」って言って。
それで、(金の棒の施術を)やってみたら、だんだん良くなっていったんですよ。
アトピーも良くなっていくってことは、じゃあ、他のも良くなるのかな? ってね。痛いのは治ると分かったし、皮膚も良くなるのは分かったけど、病気とかね。たとえば、癌が小さくなったりとか、噂には聞いていたけど、本当かな? って。
で、ある時ね、脳腫のおばあちゃんが来たんですよ。でも、別に脳腫を治してくれっていう話じゃないですよ。腰が痛くて来て、実は今度、手術を受けるんですよ、って。2週間後に。で、もう(頭を切って)腫瘍を取り出すのがもう決まっているんだ、って。
それで、「実はこの金の棒、(腫瘍が)治るって噂があるんですよ」って言って。最悪でも治らないだけだから、施術してあげるねって。で、この時、僕はコンディションが良かったのか、分からないけど、なんか「治ったかも!」っていう直感があってね。で、思わず、「あ、なんか消えた気がする!」って言ったんですよ(笑) 「あ、やば」(言い過ぎた?)とか思って(笑) そしたら、お客さんも、「それはありがとうございます!」って。で、「もし、手術の前にまた検査して、腫瘍が小さくなっていたら、手術しなくてもよくなったりして?」とか、言ってたんですよ。
そうしたら、手術の前の日に(そのお客さんから)電話がかかってきて、「腫瘍が小さくなっていたので、手術しなくてよくなったんですよ!」って! 「ええーっ!」って、驚いちゃって。
「有るもの」が無くなるって、そんなことある? って。「物」として確かに存在していたものが…。
きのこ:手術する予定だったんですもんね。
笑凛:そうそう。で、病院の先生も、(腫瘍が小さくなることは)そうあることじゃないから、びっくりしたって。
その時に思ったのは、まあ、僕のおかげかどうかは分からないけど、「あるもの」が無くなるってことは、十分起こり得るんだ、っていう認識ですね。何らかのことで、ちょっとしたことでも、そういうことは起こり得るんだな、って。まあ、結果が良くてよかった、僕のおかげかどうかは分からないけど、ってね。でも、まあ、その人は僕のおかげだと思いますから、「先生、ありがとうございます!」ってなるよね。
で、そのあとにね、困ったことにね、まあ、(腫瘍が小さくなって)感動したんでしょうね、紹介してくれるんですよ。乳がんになって、この辺(胸)にしこりができて、って人に、「あんた、(笑凛庵に)行った方がいいよ! うちも良くなったんだから!」って言って、島根の方から友達を連れてきて、「すみません、あれ、まぐれかもしれないんですけど…」と思ったんだけど、もうやるしかない、と思って。
きのこ:わざわざ遠方から(広島に)来てくれるんですもんね。
笑凛:そう。それで、まあ、連チャンってことはないと思うけど、まあ、自信あるような振りをして(施術をして)。自信ないですけど(笑)
そうしたら、また電話がかかってきて。「しこりが小さくなっていた」って! 「ほんまに!?」と言いまして。だから、二連続で良くなったんですよ。あり得ないことに。
で、また、さらに…。「(病気って)どうにでもなるのかな?」っていう思いが強くなって。じゃあ、何でも受けよう、と。なにが起こるか分からないから。よく知らないような病気でも、まあ、やってみよう、と思って続けていたら、「ああ、これも良くなった」「まぐれ多くない?」と…。やっぱり(金の棒の施術が)効いているのかな? ってね。それで、「なんか楽しいなあ」ってなっちゃってね。
きのこ:他にはどんな病気が治ったのですか?
笑凛:そうねえ、糖尿病とか?
きのこ:糖尿病?
笑凛:僕も、糖尿病が治る…(とは思わなかったけど。)
きのこ:だって、しこりがあるとかじゃ、ないじゃないですか。
笑凛:うん、血液の内容なのかな、あれ。
僕、昔、東横インの(マッサージの)バイトに行っていて、そこに来る人が、いつも僕にお願いしてくれて。その時は、金の棒はあやしいから持っていかないんですよ。普通のマッサージをするんですけど。
いつも、糖尿病で、足の感覚もない、酒浸りの――酒の瓶が(部屋に)いっぱい置いてある、もう治す気もないような人だったんですけど、その人に、試しにやってみようかなと思ってね、ホテルに金の棒を持って行ったんですよ。で、「今日はあやしいもの持ってきたんですけど、これでやってみていいですか?」って言ったらね、「おお、やってくれ」って言うから、まあ、やってみたんですよ。で、「どうですか?」って聞いたら、「うん、まあ、いつもよりは軽くなった気がする」って言って。ああ、その程度か、と思っていたんだけど。
ホテルって、鏡があるじゃない? こういう、大きい鏡が。それで、(施術が終わって)お金を出すときに、お客さんが鏡を見て「あれ?」って。それで、「どうしたんですか?」って聞いたら、「目が見えるぞ!」って驚いていて。自分の顔が、鏡に映っていて。
きのこ:もともとは、目が見えなかったんですか?
笑凛:そう。糖尿病って、目も悪くなるんだね。それが、「目が見えるぞ!」ってなって。それで、(マッサージの値段が)6000円のところを、1万円くださって。
きのこ:チップですね。
笑凛:そうそう。おお、すごいなあ! って思って。糖尿病的なやつも(金の棒が効くんだ! と)。
で、また次回も呼んでくれたんだよね。2週間くらいして。で、「どうですか?」って聞いたら、「(目は)また戻ったぞ」って言って。
きのこ:やっぱり、目は見えなくなっていたんですね。
笑凛:そう。(目は)また戻ったんだけど、そのあと病院に行ったら、「血糖値がすごく下がっているけど、何をやったの?」って言われたって。
きのこ:へえ! ふつう、糖尿病って良くなりませんよね。
笑凛:そうそう、だから、その瞬間はね、今はまた元に戻っちゃっているけど、風が吹いていたその時は(金の棒で施術した直後は)、実際に血液の数値まで変わっていたっていうね。目も、見えていた状態があったっていうのを聞いて、(金の棒は)すごいなあと思ってね。
もう、(金の棒で)なんでもやったらいいんだなあと思ってね。
だから、今もね、よく分からないこと(症状)を言ってくるんですよ、みんな、お客さんがね。知らないような名前の、病気。「なにそれ?」っていうような。「要は、何がどうなったらいいの?」って。病名を聞いても分からないから。「何がどうなったらいいかだけ教えて」って言って。「要は、何がどうなったらいいのね、分かった分かった、よく分からないけどやってみるわ」って。(金の棒で施術を)やり始めて。
そうしたら、「治る」的なのが当たり前な脳みそにね、だんだん近づいてきて。「ほうほう、これも治っていくのかなあ」なんてね。そういう感じで、やってきたっていう感じですかね。今まで。
きのこ:へえ~、そうなんですね!
笑凛:うん、まあ、楽しいですよ。
きのこ:たしかに、ふつう治らないものが治っていって、それでお客さんも喜んでくれるんですもんね。
笑凛:そうそう。もちろん、100%じゃないんだけど、可能性が大きく広がっているっていうね。(治る確率が、)2%が50%になったら、すごく嬉しいよね。
きのこ:たしかに、そうですね。
~どうして病気や痛みが改善するのか?~
笑凛:そうそう。「どうにでもなる」と思っているから良くなっているのか…。その辺は、定かではないんだけど、なんとなくね、治る可能性に、フォーカスしながらやるほうが、効果出るなあっていう感覚は、ありますね。
そしたら、お客さんも、乗ってくる感じもあるしね。定かではないんだけど。まあ、色んな要素があるよね、治療って。期待してくれている、とか。先生の雰囲気で、なんか治してくれそう、とか。(治療者の雰囲気が)すごく落ち着いているけど、本気で治す気なんだなあとか。なんとなく伝わるものがあると思うので。そういう総合的なもので、いろいろな結果が出ているのかなーとも思っているんですよね。
この金の棒がやっぱりすごいのかなーとかね。試しに銀でやってみたら、銀でも同じでしたけどね(笑) まあ、そうなんですよ。銀でも、まあ効くっていうね。
だから、まあ、色んな要素があるんだなーっていう。
きのこ:電気を抜くことで治療をしている、とホームページで見たんですが…。金の棒を伝わって、体から余計な電気、邪気、みたいなのが抜けることによって、病気を治しているんですか?
笑凛:僕はそういう風に、金の棒の先生から教わったので、「そういうもんか」と。
実際にね、手に、ピリピリ、こう、静電気みたいなのが来ているから、あ、なんか出てきているなあって。金の棒の先生は、邪気って言っていたけど。こういう電気みたいなのを邪気っていうのかなあと。まあ、見たことはないけど、感じることはできるよね。で、こう手に伝わってくるから、何かが出ていって良くなっているのかなと。邪気が原因かどうかは分からないけど。まあ、(手に)ピリピリ来たら楽しいよね(笑)
きのこ:(笑)
笑凛:効いてそうだな、みたいな(笑)
で、実際、効果も出ているから、それを今採用しているんだけど、やっぱり、この治療じゃなくても治っている人はいるからね。だから、治り方も色々あるから、じゃあ、電気を抜かずに治った人はどうなるのか? というね。
きのこ:たしかに。
笑凛:食事を変えて治った人もいるし、小麦粉を食べずに(治ったり)…。
きのこ:グルテンフリー、流行っていますよね。
笑凛:そうそう。だから、いろいろな原因があるから…。
だからね、本当を言うとね、どういう時に人って治るのかなっていうのが、めちゃくちゃ興味ある。どんな要素があると――、こう、治った人の共通項っていうのかな、何が満たされると、治るスイッチが入るのかな? と…。
きのこ:カウンセリングだけで治る人もいますし。
笑凛:そうそう。そうなんよ。
あと、遠隔治療とかもあってね。それで良くなった人もいるから、続いているんでしょうけど。
きのこ:(遠隔治療とは)どういうものですか?
笑凛:何時に、こう、パワーを送るからっていう…。
きのこ:電話とかでやるんですか?
笑凛:そうそう。
きのこ:へえ~。そういうのは、笑凛さんは、やっておられるんですか?
笑凛:無理(笑)
僕も、触らずに治す気功みたいなのは、勉強に行ったことがあるんだけど、僕がやったら全然治らない(笑)だから、もう諦めた。そういうパワーはないのか、信じなかったから無理だったのか、それは分からないけど(笑)
今は、これ(金の棒)でやっているけど、本当を言ったら、棒が無くても治る道は全然、あるはずだから。そういうのを仮説を立ててね、こうだったらよくなるのかなーって思いながらね。あ、こういう風な話をした方が、治る確率が上がるかなーなんて思いながらやっているけど、まあ、仮説レベルです。
~治った時の喜びを、先に味わう~
きのこ:なるほど。お客さんにあわせて、対応を変える感じですか?
笑凛:そうねえ。でも、だいたいは、行き先を決めるというかね。行きたい場所が、いかに素晴らしいかを教えてもらう。
例えば、腰痛の時。この腰が、朝起きたら軽くてね、腰の感覚も、腰痛とかなくて、腰のことを思い出すこともなく、ゴルフに行って、思いっきり振れて、…という、絵を、共有するっていうかね。ほうほう、こうやって幸せになっていくんだなっていうね。絵を共有して、じゃあそこに行こうね、っていうところが、カチッと当てはまると(治るのが)早い、っていうのはあります。
きのこ:お客さん自身が、こうなったら治った状態である、というのを認識する、と。
笑凛:そうそう、それが明確にならない場合の方が多いので、聞くんですよ。
たとえば、そうね、「ああ、私、良くなったわ」っていうのは、どういう時に感じると思いますか? とかね。「ああ、2時間座っても痛くならなかったわ」とかね。
きのこ:なるほど、具体的にしていくわけですね。
笑凛:そう。どんな時に良くなっている、と確定できるのか。詳しく聞いていって。じゃあ、途中そうなって、最終的には、こうなっていくね、という絵っていうかね。
きのこ:なるほど。ご飯が美味しく食べれますよーとか。
笑凛:そうそう。そこが本当に嬉しい…、パシッとはまる時は、それを想像すると、パッと(お客さんの)顔が光るっていうか。「そうそう、それ! めちゃくちゃ望んでる!」っていう。
それ(ゴール)がカチッとすれば、じゃあそこに行くよって、細胞が活性化するというか、治っていこうっていうスイッチが入っていく感じがする。
だから、大切なのかもしれないね。最初のお話っていうのが。
きのこ:なるほど。患者さんの治りたい気持ちを引き出す、というか、高めてあげる、という感じでしょうか。
笑凛:そうだね。こう、治った時の、喜びの波長っていうのを、先に味わっておくと、いいみたいな気がするよね。先祝いじゃないけど。ああ、そこ行くんだ、いいね、行けたら最高だね! って。
きのこ:ふつう、みなさん、来るときは、治るかなーっていう不安をもっているのでしょうね。
笑凛:そうそう。要は、望まないことばかり考えているから。このままこういったら、こうなって…って。
きのこ:このまま腰が痛いのが続いて、どんどん歩けなくなって…とかですね。
笑凛:そうそう。仕事もできないし、何回も休むって電話もかけられないし…。と。要は、望んでいないことに、頭がフォーカスしていっているからね。
きのこ:悲観的になってしまう。
笑凛:そうそう。その波長から、求めるところの波長ね、つまり、行きたいところを想像すると、こう、チャンネルが変わって、「そこに行くよ!」と。
きのこ:なりたくない自分をずっと想像している状態から、こうなったら嬉しいなあという、そういう状態を想像するようにする、と。
笑凛:そうね! そうそう。それが、いちばん大切な気がするなあ。
あとはそれを邪魔しないように、順調に行っていたら「順調に進んでいるから大丈夫だよ」って安心してもらったら、「ああ、私そこに行っているのね」って。良い方向に、抵抗なく流れていけるようにね、流れが来ていたら、順調に、ぷかぷかぷかぷかしながら、そこに流れて行っているよーって。そういう脳みそで施術を受けてもらっている感じ。
きのこ:笑凛さんが「連れていく」、というよりは、「邪魔しない」感じ?
笑凛:そうそう。もう、(良い方向に)流れて行っているからね。邪魔しないように。
まあ、時々ね、昔の波動というか、心配――本当にそこに行けるのかな? って当然、心配になってくることもあるよね。
きのこ:ちょっと数値が悪くなっちゃった、とか。
笑凛:そう。お客さんも、その時は良かったけど、寝て起きたら、次の日まだ痛みが残っているなあって思ったら…。
きのこ:痛みの方に、意識がいってしまう。
笑凛:そうそう。そこで、引っかかっていたら、またそこで、安心してもらうようにね、「順調に行っていても、そういうこともあるよ」って言ったりして、(不安を)取ってあげて。流れが、順調に行くように。
きのこ:良くなるのを妨げている障害物を取ってあげる、みたいな?
笑凛:そうそう! もう、良くなっていくのは、そこで確定していると思っているので。最初にカチッと。あとは、こう、(流れて行くだけ)。イメージはね、そんな感じ。(良くなるのを)邪魔しないで…。
きのこ:なるほど。
~体に対する信頼~
笑凛:その辺の信頼はあるんだと思うんだよね。
きのこ:体に対する(信頼)ってことですか?
笑凛:そうそう。だから、まあ、自信っていうより、信頼。相手の体に対する信頼は、あるかなと思います。
僕は自信ないよ(笑) やることって、そこまでないから(笑)
きのこ:技術に自信が、とかじゃなくて。
笑凛:ないない。
きのこ:この金の棒を使えば絶対治る! …とか。
笑凛:(笑) ない。もう、身体の働きに信頼があるのでね。
もう、本当、よくできているんですよ。治るように作ってある。治し方は僕は分からないけど、体はたぶん知っているよね。この物質をこれくらい出したときに、この…。やり方は分からないけど、脳みそが「そこに行く!」ってなったら、「分かりました!」って、体が段取りするようになっているみたいなので、どうやって治すのかなーって思いながら無責任に見ていることが多いですよ(笑)
きのこ:指示だけ出しておけば、あとは身体がいいようにやってくれる、と。
笑凛:そうそう。どこ行きたいか教えて、あとはお任せっていう。そういう雰囲気はあります。
きのこ:この施術は、笑凛さんにしかできない施術ですか?
笑凛:いやいや、だれにでもできます。
ただね、その、やっぱりね、本当に信頼していないと。体のことを信頼してあげておくと、僕自身が安心していられるから、その安心が伝わるのかな? 安心して見ていてあげたら、細胞も、信頼されている通りに動きやすい、というか。
きのこ:たしかに、(笑凛さんの施術は)絶対治るよーって信頼している雰囲気があります。
笑凛:うん。そのほうがいいような気がするし。その方が、僕自身が楽(笑)
昔はね、こうやってね、がんばって、「どうして良くならないんだっ!」「僕の技術がまだまだだからだ…!」って。
きのこ:それで、いろいろなセミナーに行ったりして。
笑凛:そうそう。沼にハマるっていうね(笑) それもやってきましたので。
きのこ:「自己研鑽を重ねる」ってやつですね。
笑凛:そうそう。しょうもないことを色々やってきました。ようやくちょっと落ち着いてきたか、という感じで。
信頼した方がいいね。自分の力じゃなくて。体を信頼するっていうのが、最近はちょっとできるようになってきたかな、と思いますね。
きのこ:なるほど。
笑凛:なんか、今日はちょっと喋っちゃいましたね(笑)
きのこ:(笑) 貴重なお話しありがとうございました!
~結び~
第1回のインタビュー書き起こしは以上です。
これからも、引き続き、インタビュー動画を書き起こしていきますので、もしご興味がありましたら、ぜひフォローの方をお願いします(^_^)
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