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フィギュアスケートはじめました #2 スケート靴、購入。

 #2 とタイトルにつけましたが、厳密に言うと2回目のレッスンは休みました。体力の回復のため。出張の前乗りの準備のため。大江戸線に乗っているはずの時間帯は近所の整骨院に行き、レッスンの時間帯は家で荷造りしながら大学ラグビーの試合を見ていました。
 妹が自分で稼いだお金で留学していたとき、「大学生のときは休んだりもしたけど、いまは一日たりとも休みたくない」と言っていたのですが、私は逆でした。自分で稼いだお金だから、ということで、心おきなく休んでました。
 しかし先生方やスクール生からすると「あの人、大丈夫……?」と思われていた気はします。実は、この日にスケート靴を買うと決めていて、おニューの靴で2回目のレッスンに颯爽と登場する予定だったのですが、小杉スケートが混んでいたので諦めたのです。やむなく貸靴コーナーに行ったのですが、今日も靴が入らない。。。結局、3足目でレッスンを受けることになりました。
 じょうろの水でコースを描いて、2班に分かれて滑るのが、この教室の定番なのでしょう。しかし今日の靴は本当に足に合わないなぁと思いながら最後尾で滑っていたら、先生から「もし続けられそうでしたら靴を買うほうが良いですよ」と勧められました。どうやらかなり危なっかしかった模様で、実際、こわかったです。ただ一つ気になったのは、貸靴ってそんなに危険なの? ということです。一般滑走でぐるぐる滑っているだけだったらOKだけど、カーブを描くのは難しいってことなんですかね……?


 レッスン終了後、一般滑走で復習する予定でしたが、足が痛くて無理だと思ったので、さっさと小杉スケートに向かいました。それなりに混んでるけど、大丈夫っぽかったので。
 初心者向けの靴は2種類、白と黒。白のほうが少し安い模様です。「女性は白かベージュ、男性は黒」という決まりがあるのかな、と思っていたのですが、黒い靴を履いている女性もいます。どっちでもいいのであれば、汚れが目立たないほうが良い。最初は黒の靴を試しました。でも黒の靴もマット調で、汚れが目立つのは同じだな、とも思いました。私が小学生のときに使っていた靴は伯母の靴。30年くらい前のものでした。一回買ったらしばらく使えるんですかね? でもスクール生の足元を見ていると、初心者向けのじゃない靴の人のほうが多い気はします……。レンズ沼みたいなものなのでしょうか?

 そして、貸靴が足に合わない理由がひとつわかりました。私はかかとが細いので、スニーカーを履くときはやや厚手の靴下を履いているのですが、スケート靴は、薄手の靴下を履く想定で作られているみたいなのです。いままで全く気にしてなかったな……。ということで、スケート靴を試し履きするにあたり、まず最初に靴下を買いました。
 黒い靴を試し履きしたあとに白い靴を試し履きしてみたら、なんとなく足に合っている気がしました。汚れが目立つとかジェンダーとか、いろんなことを質問していて正直面倒くさい客だったと思うのですが、結局はなじみやすそうな、白い靴を買うことに決めました。
 オーブンで温めていただいて、10分履いてなじませて。その間に、いろんなお客さまが来ました。今日のレッスンで使いたい、と、スケート靴を買って温めてなじませずに、そのままレッスンに行ったお子さま。きらびやかなコスチュームを買って、そのままレッスンに行ったお子さま。私と同じ靴を履いているとは思い難い、ものすごく足が長くてスタイルが良い中華系の高校生っぽい女子。アイスホッケー用の靴を調整しに来た大学生っぽい男子。私が滞在している間で、20万円くらい売り上げていて若干びびりました。多少可処分所得が増えてきたお年頃とはいえ、やっぱり私がいていい世界なのかどうかが不明です……。
 待っている間に、エッジカバーについても教えていただきました。よくテレビで見る、リンクインするときに選手たちが手にしている硬い素材のカバーは、リンクの周りで使用するもの。それとは別に、練習が終わってから帰宅するまでの間にパイル地のカバーを使うことを知りました。たしかにかわいらしいカバーをつけている選手もいるけど、そういう違いがあったんですねー。
 あとは買ってしまった靴をどうやって持ち運ぶのかがよくわからなかったのですが、自分で持っている鞄には入らなそうなので、スケート靴用のバッグも買いました。
 靴下・スケート靴・パイル地のカバー・バッグ。硬い素材のカバーはサービスしていただけました。約4万円。続けられるのかどうかわからない趣味に掛ける金額としては大きめです。でも、営業職のときに、1シーズンごとにつかっていた服飾費よりも安いな、と思ったら少し気が楽になりました。  
 これで私もフィギュアスケーターの仲間入りです。

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