北の春
今年の冬はそれなりに雪が降った気がするが、3月後半からやけに暖かい日が続いてあっという間に雪解けが進み北見地方の平地ではほとんど溶けてしまった。
春、とはいえまだ桜は咲かない。聞いたところによると桜は最低気温が10℃を上回るようになると開花するらしい。1ヶ月は先か。
桜は咲かないが北にも確実に春が来ていて、僕が特にそれを感じるのはなんといってもサクラマスだろう。
(2021.03.16/常呂川水系)
秋に産み落とされた卵から孵化し、雪解けの合図とともに砂利から川へはいでて泳ぎだす。上から見たら本当にそこにいるの?というような浅い川で天敵から身を隠すように、でも力強く生きている。冬の間には溶けなかった雪が溶けてくる。春だ。
まだまだ寒い日もあるけれど、自然は確実に春を知らせてくれている。
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