有事の時は独裁的なワンマン経営でいきましょう。
このnoteのテキストはSTAND.FMラジオで放送した内容をテキスト化しています。
昨日の夕方、安倍総理が緊急事態宣言を明日出します。
本当は、さよならワンマン経営最高の経営チームを作ろうということで中小企業の経営においてワンマン経営ではなくてチームで経営していく方が最高だと言うことをお届けしようと思っていたのですが、いきなりその方向性と真逆な事を発信することになるとは思いませんでした。今回の新型コロナウイルスの件では、有事が有事なだけに実はチームで仲良くやってるべきじゃないんです。
こういう有事の時にはトップのリーダーが全責任をもって反発も恐れずに独断でワンマン的に決めて進めた方がいいと言う感じです。
そもそもトップの仕事ていうのは、まず一番は働きやすい環境を整えるという事と物事を決断していくということに尽きるます。
有事じゃなくて平常時(平時)の時には別に経営者がやんなくていいんです。普段の日常業務を進めるのはトップの仕事ではなくて、本来はトップ以下の仕事であるべきだなと僕は思ってます。なので本来通常の平常時には社長が出張って行って活躍するんじゃなくて、経営幹部のチームがその辺を権限移譲されて遂行していくべきだと僕は考えていますが、今回みたいな有事の時は真逆で社長が全ての責任を持って決断をして批判されても、やりきるほうが大事なんだと、真逆の事を言いたいわけです。
人間の本質はどういう時に現れるかと言うと有事の時に現れるわけです。平時の時は安心安全な場にいるので、綺麗事をいくらでもは言えるのです。だけど有事の時は自分自身も危ういという状況に身を置くので、トップも同じ人間として社員の人から見られてるわけです。
例えば流されてたどり着いた無人島にあなたともう一人の二人だけいました。自分の手元に最後のパンが一個ありますという時に、そのパンをどうするかに人間性が出ます。自分1人で食べてもいいし、もう一人に分け与えてもいい。ちぎった時に大きい方を自分が食べてもいいし、大きい方をもう一人に渡してもいいっていう状況で、その時にあなたがどんな行動をとったのかは結構みんなが注目して見ています。
でも有事の時に人が変わってしまうという現実も僕はいっぱい見てきたので今は自分の人間性を試されてるんだなと言い聞かせながらトこの新型コロナに対しても日々考えて決断をだしていかないといけません。
あと、有事の時は綺麗事は全くいらなくて一番必要なのは金なんです。企業の場合お金を引っ張ってくるかという能力がなければ本当に人は救えないです。綺麗事なんかを言ってる場合じゃないのでとにかくお金を引っ張ってくる能力が求められます。にもかかわらず政府が出しているような緊急な金融処置に対する情報を知らないとか調べてもないとか聞いてもないとかという人も中にはいて、本当に信じられません。
どうやって人を守るんですかと。一にも二にもお金さえあれば、時間を確保できるのでなんとかできるかもしれい。なのにも関わらず緩い感じでお金も引っ張ってこれないような経営者は今すぐやめたほうがいいと思うのです。
綺麗事じゃないんですよね有事って。
とにかくお金をいっぱい引っ張ってきてみんなを救える状態を保ってから平常時じゃないので正解は誰にも分からないのだけど、結論を出さなきゃいけない仕事を唯一できるのがトップなんです。
それがねできないトップはトップを今すぐやめたほうがいいですよ。経営チームを作りましょうとかいう以前の問題で、そこができない人はまず会社自体辞めたほうがいいという風に思います。経営チームを作りましょうって言ったとしてもできないよねっていう。
まとめると有事の時にはチームなんか作んなくていいという事でみんなの意見なんかあんまり聞かなくていいので、自分が全責任を持って自分で決めてその責任取ればいいんです。