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【侮(あなど)れない!田舎の『朗読会』】

よく地域の図書館やコミュニティ施設で行われている「朗読会」「読み聞かせの会」「読書会」、参加されたことのある方も多いはずだ。

👤あんなのどうせ年寄りの趣味の集まりさ!

👤どのツラ下げて、いい年コイた自分がそこへ行く?

私だってそう思っていましたとも…。

☝️ある時、お世話になった地元の友人(図書館勤務)から連絡があり、「時間があったら聞きに来ないか?」とのお誘い。その当時、「諸般の事情により」時間だけはタップリあった私は、迷いもせず甲府市立図書館へ向かった。

そこには(やはり)年齢層高めのご婦人方を中心に、そこそこの人数が集っていた。

プログラムは4題目、宮部みゆきや筒井康隆、佐藤愛子などの小説やエッセイから抜粋した場面を、「普通の」ご婦人や殿方が朗読をする。

そこにはテーブルとマイクがあるのみ。ホワイトボードやパワーポイント、配布資料もない。落語と同じで、聞いている人の頭の中にその光景をイメージさせる様に読んで(語って)いく。


私も人前で話すことが多い。これまで参考にしてきたのは「落語」「漫談」「演歌歌手のMC」「スタンドアップコメディ」である。そして同じくパワポもボードない。資料もレジュメ程度だ。(それならどこでも身軽に行けるしw)

その朗読会の最中は、会場もやや暗くなるため、寝たけりゃいつでも(_ _).。o○できる。しかしこの強者(おばあちゃん)達は、誰にもそうはさせないのだ。私のようにただ口数が多いのではなく、淡々と物語の中へ引き込んで行く。

もう5年くらい足を運んでいるこの「朗読会」。
人の心を掴むトークは、決してテクニックではないと気づかせてくれて、自分の振り返りにも役立っている。

☝️侮れないぞ!ばあちゃん達の「朗読会」



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