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【みんなは知らない、スーパーの内緒話】

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皆さんが知らないスーパーマーケットの「内緒話」を経営者だった私が公開します!
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2024年4月の記事一覧

【食品ロスを減らしましょう?~セブンイレブンの試み】

コンビニの弁当や総菜売り場で、スーパーでよく見るような「値引きシール」を見ることはあまりない。今でこそ多少増えたが(調理パン等)その数も少ないし、見つけても「半額シール」でもない限り「じぁ買おう!」とはならない。 そんな中、セブンイレブンが「食品ロス削減」のために、弁当など消費期限が迫った商品300品目を値引き販売していくというニュースを見た(値引きのタイミングは本部から通知される)。 👤ちょっと待て! セブンイレブンはかつて「値引きはするな、廃棄して新しい商品を並べろ

【ここにもセブン、あそこにもセブンで成り立つの?】

コンビニオーナーさんの相談も受けたことがあるので、今回はちょっとこの記事に噛みついてみよう! ☝️セブンイレブンは同じエリアに何店舗も出店し、「(占有率)シェア」を高めたり、競合他社に対して「店舗数の優位」で競争に勝つため、あえて道路の向かい側に店があっても、自社競合しようとも出店を続けている。 その店舗数は前年度期末で21,400店舗、ファミマやローソンの店舗数15,000前後を凌駕する。 皆さんも思うはずだ。 👥「またコンビニができるの、道路一本向こうにはセブンが

【安売りスーパー『玉出(たまで)』も苦境に!】

大阪の皆様にはお馴染みの安売りスーパー「玉出」。賞味期限が残りわずかとか、箱が多少凹んでいる、多分輸入品?など「小さなこと」は気にしない、日々の食費を節約するお客さんで賑わう人気店である。 全国各地にこのような「激安スーパー」があり、よくテレビ番組で紹介される。『安いは魅力』、これは揺るがない真実である。 しかしスーパー玉出をはじめとするこの激安スーパーも、昨今の円安による「仕入原価の高騰」や「人件費・経費増」を理由に、経営が厳しい店が増えている。事実「玉出」は一昨年から

【万引き犯の「誤認逮捕」、あら〜(><)】

滋賀県の大型スーパーで、74才のお婆さんが300円のいなり寿司を万引きした容疑で逮捕。「盗んでない、知り合いからもらったモノです!」と言っても信じてもらえず、3日間も拘束されたという。 その後、お婆さんにいなり寿司をあげた男性が現れ、在庫と販売数から万引きしたモノではないことが証明された。→最悪の「誤認逮捕」事件である。 スーパーマーケットは万引きに頭を痛めている。総売り上げの2%が万引き被害とも言われるこの業界。レジ袋有料化からのマイバックの持ち込みやセルフレジの普及、

【キャッシュレス決済の裏側】

一昔前に比べたら、最近の支払いはコンビニにしても飲食店にしても、手軽にスマホをピッ!またはカードをサッ!とかざすだけで済んでしまう便利さ。紙幣や小銭を持つ必要もなく、財布がなくても特段不自由は感じない。 ☝️キャッシュレス決済について考えてみる。 【お客さんのメリット】 ・現金を持ち歩かなくていい ・ポイントが貯まるなどのサービス ・対面で直接従業員とやり取りする手間が減る 【店側のメリット】 ・釣り銭の準備やお釣りの間違いがなくなる ・無人レジで人件費の削減ができる