【潰れた店を引き継ぐということ】
今はなきスーパーやまとは「破綻スーパーの再生」を軸に業績を伸ばしていった。全16店舗中12店舗が、なんらかの理由で閉店の憂き目に遭った店である。多くは近隣に大手スーパーが出店したことによる経営不振での倒産。そこには行き場を失くした店舗・従業員・顧客・取引先がいる。
「正義の味方気取り」でその店に飛び込んでも、従業員からはほぼ歓迎されない。潰れたとはいえ歴史やプライドもあり、従業員もパートさんを含め思い入れのある場所、お客さんにも様々な思い出がある。そこに土足で踏み込む訳には