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病院の仕事と在宅診療の仕事

やまと診療所武蔵小杉の木村一貴です。

大学を卒業してから14年間、病院で働きました。
循環器内科医【心臓を扱う医師】として、
心臓カテーテルによる治療を行いました。

病院での仕事は、
心臓疾患にかかった人を治療すること。
そして家に帰すこと。

外来と入院。検査と治療。

心臓を扱う医師としての醍醐味は、
不整脈や心筋梗塞など、
今にも心臓が止まりそうな患者さんを歩いて帰すことができることだ
と思って仕事をしていました。

たまには、心臓が止まって運ばれてきた患者さんに
人工呼吸器や人工心肺などを駆使して
歩いて帰すことができた方もいました。

病院の看護師さん、臨床工学士さん、放射線技師さんなどと協力して
病気に対してどうやって治療するか?
というところに注力して仕事をしていました。

外来では、循環器専門医、高血圧専門医として
再発予防のために再入院をしないように
糖尿病でカロリーを控えましょう
高血圧や心臓病で塩分を控えましょう
というお話をしていました。

今現在、在宅診療医になってから診察するのは
病院に通えなくなって最期までの期間を家で過ごしたいと思う
患者さん。

訪問看護師さんやケアマネジャー、ヘルパーさんや訪問薬局などと一緒に
どうやったら環境を整えて、過ごす時間を幸せに過ごせるのか?

を考えて仕事をしています。

浮腫の増強や呼吸困難、高血糖などがなければ
高血圧や糖尿病は多少気にせず、
好きなものを食べて楽しく暮らしましょう。
と伝えることもあります。

私達がご一緒できるのは人生の最後の期間。
悔いなく楽しく生きていただきたいと思います。

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