見出し画像

ブルーベリー収穫体験 ー 千葉のおいしいを大切に ー

今回、農業体験でお世話になる農家さんは、小金谷農園さんで初めてお会いしてから、もう10年以上のお付き合いとなります。10年以上前から、その気さくな人柄から何か困りごとがあれば、小金谷さんに相談してみよう。そんな感じで話しかけている自分がいた。

別に何かカタチになることもないかもしれないが、何か目新しいことに取り組んでいるかもしれない。そんな期待感から、つい頼りにしてしまう存在です。

そんな小金谷さんに「農業体験みたいなことをしてるんですよね。」とお話をしたところ、「うちでも実施してくれないか!」と要望をいただいた。昨年は、こちらの都合ということもあり実施できなかったが、今年は準備万端といったところで、無事開催に至った。

そんな小金谷さんと一緒に開催した、第一回ブルーベリー収穫体験の模様をお伝えしていきます。よろしければ最後までお付き合いいただければと思います。


小金谷さんとの出会い。

小金谷さんとの出会いは、鎌ケ谷房の駅がオープンする頃まで遡る。もう15年くらい前にもなる。あの頃は、トマトをはじめ無花果、かぼちゃ、メロンなんかを栽培しており、「野菜から果樹から、色んなものを手がけるなぁ。」という印象だった。

今回お世話になった小金谷さん

初めましてにも関わらず人柄がよく、笑顔で話しかけてくれるは、地域の農家さんの事を教えてくれるわで、地域に馴染みのない私はついつい頼ってしまう農家さんの一人でもあった。お店がオープンしてから1年くらいが過ぎると、お店に足らない野菜の話とかになると、とりあえず小金谷さんに話を聞いたりしていた。そんな中、「来年は茄子なんかできないですか?」と持ちかけたところ、

「ハウスで、あいているところがあるから育ててみようか。」

と意外と簡単にOKしてくれたのを、今でも覚えている。ただその次の年も継続して作ってくれるのだろう。と思っていたら、いつの間にかやめてしまっていたので、「きっと僕らが期待に応えられなかったのだろう。」と、そのあと何も触れないようにしたのも覚えている。

野菜や果樹といった農家さんにとってのノウハウが違うものを手がけたところで、小金谷さんが作るものは「良いもの」という認識の方が強い。作り手が一生懸命だと、何を育ててもある程度のものが実る。そんな印象ではあったが、つい先日のブルーベリー収穫体験の時に見えた作り手としてのチャレンジ精神が畑で垣間見えた。

多くの農家さんの畑のイメージは、作ると決めたらハウス一棟が「トマト!」とか「かぼちゃ!」とかそんな印象だが、小金谷さんのハウスを覗くと、かぼちゃやズッキーニ、さらには桃の木まで生えていて、しかも実っていたりする。残念なことに、桃の木は重さと強風で折れてしまっていたのもあったが、この空いているスペースで少しずつのトライアル アンド エラーを繰り返している経験から、「どうやったら良い野菜、果物がなるのか?」という経験値を、自身の中に溜め込んでいるという事に気がついた。

考えてみたら出会った頃から出荷できるものが違っていて、今年は何を?というのが楽しみでもあったが、農業への探究心というか向かう姿勢というのは、ほんと見習うべきことだな。と改めて感じた。

人との繋がりというのは、ただ仲が良いというものだけでは長続きもせず、こういった尊敬や感心といった、人間性の部分で長続きしていくものなんだろうな。と思った日でもあった。

樹で熟した味。

収穫体験当日の朝は若干の雨が降っていたが、そのうち晴れ予報が出ていたので、特に気にすることもなく開催場所のファームこがねやに向かった。今回驚きだったのが、小金谷さんのブルーベリー畑の真向かいにある広場を、健伸幼稚園の園長先生が貸してくれるということだった。

さらに、貸してくれるという事だけではなく、KENSHINの森で日頃園児たちに開催しているお米を炭火で炊いてくれるという事だった。これは日頃の小金谷さんのお付き合いからなるものだとは思うが、地域に愛されている農家さんという事が伝わってきた。

地元の方々からの協力を得ながらの開催となった今回。おかげさまで、開始時刻には雨が上がっていて、スムーズに収穫体験を開催することができた。

当日のスケジュール

10:00 小金谷さんのご紹介。
10:10 ブルーベリー収穫体験。
10:40 シャインマスカット袋がけ体験。
11:10 KENSHINの森で懇親会。

小金谷さんの育てるブルーベリーは、とにかく大粒で参加した方々も「これは大きい粒ですね!」とか、「他のところと比べても、味が良いです!」と賛辞の言葉が飛び交うほどだった。

ブルーベリーの大きさにビックリ!

こういう喜びのお声をいただけるのは、開催する側からとすればやはり嬉しいことでもあり、自信にもつながる。そして期待を裏切らないように。という次への活力にもなっていく。

ついつい夢中になります。

ブルーベリーは、お店で販売されれいるとあまり気にしないのですが、やっぱり植物なので品種があって、味の違いもある。説明はされたが、横文字ばかりで、何がどう違うとかは割愛させていただきますが、とにかく樹で熟すブルーベリーの味が良いこと。

親子で楽しむ様子。

わざと早積みしたものと食べ比べるとわかるのですが、やはり甘みが違う。

こういった本当の違いを知る事ができるのも、収穫体験の良いところでもあると思います。今後は、こういった早積みすると味がどうなるのか。jyくしたものを食べるとどう味が変わるのか。そういったレクチャーも加えた、収穫体験にしていこうと思いました。

親子で楽しんでいただけてよかったです。

真夏のお楽しみに。

ブルーベリー収穫体験の後は、千葉県でも育てる方が段々と増えてきている?シャインマスカットの袋がけ体験をしました。シャインマスカットといえば山梨とかのイメージがあり、本場には負けてしまうかもですが、そこはしっかりと良いものを育てる小金谷さんの気持ちでカバー。

記憶する限り、ここ4、5年で取り組みはじめたと思うが、毎年人気ですぐ売り切れてしまう果物。さらには、鎌ヶ谷の地元のスーパーさんからもその希少さもあって、「販売したい。」という要望をいただく事が多いんだとか。

そんなシャインマスカットの袋がけを実施し、その後は小金谷さんがしっかりと育てて、出荷できるようになったら、ご希望のお客様に発送する。という企画を今回組ませていただいた。

シャインマスカットの袋にネーミング。

なかなかお目にかかれないシャインマスカットの説明とともに、自身の袋がけする袋に名前を記入していただき、良さげな房に袋がけ。

それぞれの思いを持ちながら袋がけ。しっかりと良い房になりますように。そんな思いを持って、私も袋がけを実施しました。

KENSHINの森でお楽しみ。

恒例の収穫体験の後のお楽しみ。今回は、最初の方でも触れましたが、健伸幼稚園さんが、なんと羽釜でお米を炊いてくれるというスペシャルなプランもあり、弊社料理長お手製の小金谷さんのトマトを使用したハヤシライスなど、農家さんの作る野菜盛りだくさんでご用意させていただきました。

KENSHINの森

ブルーベリー収穫体験から、シャインマスカットの袋がけ。さらには羽釜で炊いたご飯と一緒に、たっぷりハヤシライスの模様を動画にまとめてみました。

ご飯だけでなく、最近は炭火で焼く手焼きお煎餅体験というものを実施しています。炭火で焼いてみるとわかるのですが、気がつくと焦げてしまったりするので、じっと見つめていないといけません。

手焼きお煎餅体験。

焼きたてのお煎餅に醤油を少したらすと、香ばしい香りが立ち込めて、ついついバリバリ食べてしまいます。お熱いので、火傷に注意ですが。

来年はもっと楽しい農業体験にできるように、準備を進めていこうと思いました。引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。

最後にみんなでパシャリ!

この記事が参加している募集